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料理秘事記 - 翻刻

料理秘事記 - ページ 63

ページ: 63

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【右丁】 和らかにこね夫よりそは切のやうになりとも 切麦のやうに成とも切扨鍋に湯をたて其内へ 塩を茶弐三枚程入かき廻し右の薯蕷麩を 入うき上る程煮て其侭取あれ水へ入 三辺程水をすへあたゝめならは其後湯を さす尤鍋のふきを取てゆで先上けたる時 入す候得は切るなり餅米玉子うとん粉等を 交る事あらす     葛そうめん 一水三合程の中へ葛を三杯半分程入よく とき鍋へ入よわき火に掛け箸にてそろ〳〵 【左丁】 ふりたて一とわきせんし葛の色かわり ねまり出来其時火をはなしひとはたにさまし 夫よりこね汁にて葛をこねかけんは手の内にこねたる 葛を壱杯入下へながしみれはそうめんのやうに 能つゝき落る扨杓子の底に穴を五分余り程に 丸く明け其中へ落し鍋の下たを油断なく 煮湯ぬるくならさる様そうめん溜りたらは せんくりに取上け其侭水に入手にてもみ洗ひ 板の上にて能程に切へし     玉子そうめん 一鶴の玉子五拾あひるの玉子五つおろし候て