翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

きゝん年の食物 - 翻刻

きゝん年の食物 - ページ 5

ページ: 5

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【右丁】 かやひきくさ《割書:野(の)むきともからすむき共いふつきて皮(かは)をとり|だんごにす又葉もつきて米にまぜだんごにす》せり《割書:ひる子(こ)をひりつくるは|どく赤(あか)せりはどく》  右いづれも塩(しほ)をまぜるがよし水にひたすものはいく度(たび)も  水をかへる也/草(くさ)の根(ね)木(こ)の葉(は)の類(るゐ)に油(あぶら)を入れはやはらかになる也   天保八年《割書:酉》三月  本居氏印施翻刻       米を一倍(いちばい)に用ふる法 黒米(くろまい)を煎(いり)てよくあらひ。まへ日より水につけおき。米壱升に水二升五合 ほどいれてたけば。大にふえて。是をくへば腹持(はらもち)よく。多くくはず共 飢(うゑ)をしのぐ。かへつて多くくへば胸(むね)つかゆるなり。       米壱一合にて五人一度の食になる法 あかみそ廿五匁ほどよくすりて。米のあらひ汁(しる)弐升にてたてゝ。此中(このなか)へ。 米壱合大こん三四本/里(さと)いも小半升。こまかにきりていれ。よく煮(に)て。なべを おろす時に。小麦粉(こむぎのこ)を半合いれてかきまぜ。ちとの間(ま)うませてくふ       赤(あか)みそを多分(だぶん)に増(ま)す法 赤(あか)みそ一貫目の中(なか)へ。豆腐(とうふ)のから六升塩六合いれ。よくかきまぜよく 押(おし)つけ。日数(ひかず)三四十日たくはへおけば。味(あちは)ひよきみそとなる 【左丁】     ◯じゑきのくすり《割書:昔公義より|御触あり》 ◦黒大豆(くろまめ)をいりて壱合 かんぞう壱匁せんじ時々のむ ◦又めうがの根と葉をつきくだき汁(しる)を取多くのむ ◦又ごぼうをつきくだき汁をしぼり茶(ちや)わんに半分ツヽ  二度のみて其上/桑(くは)の葉(は)を一(ひと)にぎり火(ひ)にてよくあぶり黄色(きいろ)  になりたる時/茶(ちや)わんに水四はい入二はいにせんじ一度(いちど)に  のみてあせをしてよしもし桑(くは)の葉(は)なくは枝(えだ)にてもよし  ねつつよくきちがひの如くくるしむには芭蕉(ばしやう)の根(ね)をつき  くだき汁をしぼりてのむ     ◯じゑきをふせぐ法 医学館印施翻刻 ◦呉茱萸(ごしゆゆ)と云物一両井/戸(と)の中へいれ其水をのめば うつらず