伊那市×みんなで翻刻

コレクション: 内藤家資料 (1) 2

藩翰譜(七・上) - 翻刻

藩翰譜(七・上) - ページ 43

ページ: 43

翻刻

【右丁】 かくて親父光之綱之か家つくへき器ならさるよしを うつたふるによつて延宝五年正月十二日其請によつて 二男宮内少輔長寛を よつきとなさる《割書:綱之は|籠居す》長寛 か今まて領せし地献り納ん事をこふ御ゆるしなくて 光之にかへし給ひ此年冬長寛に御諱字たまはり 従四位下に叙し肥前守に任し綱政と申す 甲斐守源長興《割書:黒田と|称す》長政か二男母忠之に同し父か 所領わかちゆつらる《割書:筑前国秋月の|城五万石 領す》寛永三年八月十九日 叙爵同十五年春肥前国島原城にむかつて攻戦ひ 終に城をせめおとす 寛文五年 三月廿日 卒す 【左丁】 五十六才 其子甲斐守長重つく 市正源高政《割書:黒田と|称す》長政か三男母忠之に同し父か 所領をわかちゆつらる《割書:所領の地しらす|四万石を領す》寛永三年八月 十九日叙爵同十五年春島原の戦にむかつて軍す 家つくへき子なかりしかは 兄忠之か二男養ふてよつき とす慶安四年十二月 叙爵し右馬頭之勝と申す 之勝家をつきてのち 承応二年八月市正に任し 寛文三年七月廿五日三十歳にて卒しこれも子なか りしかは光之か二男 宮内少輔 長寛をよつきとす 光之嫡男 綱之をしりそけて 長寛をよつきと