翻刻!料理本の世界

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豆腐百珍. [正編] - 翻刻

豆腐百珍. [正編] - ページ 30

ページ: 30

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     くりを入れ復(また)うち久しくして豆油(しやうゆ)にて味つけさまし置(をく)      ○腐衣(ゆば)を水に浸(ひた)し板(いた)にひろけ七/品(いろ)の料(ぐ)をあつさ四五      分まんべんにしきならべよく巻(まき)つけ干瓢(かんひやう)にてくゝり○      又/巻(まき)とめ口に葛粉(くずのこ)水にてかたく溲(こね)たるをぬりつくるも      よし油にてよく煠(あ)げ七八分づゝに切る尤も豆腐は油にて      三次(みたび)煠(あぐ)るなり○ケンチヱン醋(す)にて用ゆ      ▲ ケンチヱン醋の方上々の厳(きぶい)醋(す)豆油(しやうゆ)と等分(とうふん)にして      しぼり老姜(しゃうが)おほく入れ絹(きぬ)ごしにして用ゆ      ▲又一/製(せい)あり右六/品(いろ)の加料(かやく)を油にてゐりつけすり豆      腐に糝(まぜ)て腐皮(ゆば)は油を用いず生(なま)の腐皮に巻くゝりて      醤油と酒しほにて味つくる也是/草(さう)のケンチヱンなり [七十八]交趾(かうち)でんがく 常の如く串(くし)にさし香油(ごまのあふら)をひき辣茄(とうからし)      味曽のつけやきな也 [七十九] 阿漕(あこぎ)でんがく 豆腐をよきほどにきりさつと炙(やき)すぐに      稀醤(うすしやうゆ)にて烹染(にしめ)汁/気(け)をきり香油(こまのあふら)にて煠(あ)げ復(また)味曽(みそ)      をつけて田楽にして炙(やく)なりすり柚かける      ▲油を用ひず醤油のつけ炙(やき)にして少し乾(かはか)し再(ふたゝ)び味曽      をつけて炙(やく)也/炙調(やきかげん)だいじ也/両炙(りやうはう)ともやきすごすべから