翻刻
鱠《割書:たいらき才目|くしこ小口切|しそのは》 汁 細根大こん薄切
煮物《割書:裏白玉子せん【注1】|かわ付いも|干松たけ》 飯
重引 のり焼細魚
吸物《割書:片蚫|本たわら》
香物 みそ漬茄子 肴 筋子
茶菓子《割書:杢やうかん|にしめ竹の子》
〇裏白玉子せん【注1】は薄く焼玉子をいたし
半弁を薄くのし付さつとむしせんに切也
〇のり焼細魚はさよりをひらきにいたし
塩水にて味を付生干致それへ浅草
のりを三枚も四枚も付焼也
〇細根大こんは前に記たる通り也
鱠《割書:からみすし| 薄切鴨| 片せうか| たての葉》 汁《割書:生しい茸|よめなこま〳〵》
煮物《割書:大かき|うとせん|こせうの粉》 飯
重引 水干甘鯛
香物《割書:菜漬|なら漬茄子》 肴 鰹たゝき
茶菓子《割書:木のめ餅|煮染あらめ》
〇からみすしは鴨を薄作にいたし少塩をふり
大根のおろしを上下へ付押を懸るなり
〇木のめめしは木のめを湯取に焚し?置扨
木のめをこま〳〵にいたしさつと湯煮
して食へ交る也
【注1:コマ29〜30にあんこうの干皮の裏白がある。同コマの注も参照せよ】