翻刻
重引《割書:いか腹籠|焼からすみ》
肴《割書:うに| 片せうか》
香物《割書:浅うり|しそのほ》
茶菓子《割書:氷室| 水くり》
〇あんかうの皮裏白【注】はあんかうの皮をよく湯
煮致し扨取上水ヶをふき半弁を付
むして遣也
〇いか腹籠はいかやふれぬ様にからを取中へ
銀杏せん牛房青こんふの類を魚身
に交入てむし小口より切也
鱠《割書:小あぢ骨ごし|青漬うり|くたきくり》 汁《割書:いんけんさゝけ|青山桝》
煮物《割書:鴨|新里芋|青みる》 飯
中酒
引落《割書:生しい茸|白か牛房》
肴《割書:蛤てんかく|とうからしみそ》
香物《割書:なら漬|当座漬春きく》
茶くわし《割書:せきちく餅|にしめうと》
〇青漬瓜は白瓜を二ッにわり内をよく
去り水気なき様にいたし置粉ぬか壱升
に塩壱升入れ扨右の瓜せり合ぬ様に
つけ押を随分つよく致し置はいつ迄
も青し夫を塩出しをして遣也
〇当座漬春きくはな漬と同断
煎酒酢
鱠《割書:生りかつほ|黒くらけ|さくろ|片くり》 汁《割書:大茄子輪切|たてざく〳〵》
【注:コマ31の11行目に「うら白のしそは前にあんかうの皮のことく」とあり、この料理が「うらじろ」である事がわかる。また、コマ32の10行目に「裏しいたけ」があり、同18行目に「うら白しゐたけ」があるため、この書体が「裏」であることもわかる。】