翻刻
様に入布にてしほりつまみたる様に拵也
鱠《割書:さき海老|もやしふんとう|片せうか|くこの実》 汁《割書:卸かぶ|■の臼?小口切》
引落 笹小鯛 飯
重引《割書:さわらみそ漬|焼さつまいも》
肴 ひしこ塩から
香物 なたまめ
茶菓子《割書:西国米もつそう【注1、2】| 敷さとう|にしめひじき》
○焼さつまいもさつまいもを薄く切塩を
ふりあみにて焼也
○さんご米はさんこ米をよく水にひやし
随分大粒計ゑり蒸よくむせたる
時竹輪か又は木形のもつそうにてぬく也
○ふんとうもやし様はふんとうを桶に入
水につけ三日目も置昼の内は日あたり
置夜はわらを蓋にして置少め出たる
時水をひた〳〵に成程干蓋を懸な
から干也
鱠《割書:あゆ小付け|さゝかしうと|結久年ほ》 汁《割書:おろし大こん|ます才目|しそのほ》
煮物《割書:かほちや|くつかけ|せんわさひ》 飯
重引《割書:大かまほこ|里いもみそ付焼》
吸物《割書:松茸二つわり|平ふし【?】|しほりゆ》
香物 なら漬
茶くわし《割書:水くり|ひしき》
【注1さんご米:沙穀米、サゴヤシからとった澱粉を粒状にしたもの。西国米とも言う。/大日本国語辞典 タピオカはキャッサバという別の植物から作るが西国米とよく似ている。沖縄では今でもタピオカを西国米と書いてシークービ、セーカクビーなどと言う】
【注2もつそう:もっそう、物相。飯を詰めて押し出すことで筒状に形作る器具。】