翻刻
○柚香味噌は柚を四つに割よく湯煮
をして内肉を去りすり鉢に摺水のふ
にてこしさとう五十匁?せうゆ少入
よくねりつめる也
鱠《割書:きすなけ作|なしせん|赤貝才の目|はせうか》 汁《割書:もみ大こん|芝えひ》
煮物《割書:石鰈黒皮巻|筒玉子そき切|しめち茸》 飯
重引《割書:甘たい生干|忍とうふけしふり》
吸物《割書:葛たゝき|しゆんさい》
香物《割書:なら漬|糀漬茄子》
肴 せうゆのみ
茶くわし《割書:ふとう餅|にしめせんまい|水くり》
○筒玉子はふわ〳〵の様に玉子をのへ紙にて
筒を拵なかし入湯煮する也
○忍とうふはとうふをよく水を取鍋へ
入せうゆにて味を付扨焼鍋にて焼
上下へけしをふり切形何共切出候
○ふとう餅はやうかんをふとう程に丸
め上葛にててりを付又水おろしを
ふる
○葛たゝきは魚身を薄くへき粉葛
を上下より懸しおにてたゝきのへ湯
煮致し遣也
初鮭
鱠《割書:氷頭|赤かい|せり小口切|くたきくり》 汁《割書:はらゝ子|しんきくさぐ〳〵》
煮物《割書:鮭松笠切|長ひしき|わらひ》 飯