翻刻
香物 もろみ漬茄子
茶菓子《割書:すわま餅|川たけ》
○和煮鮒は二寸程成鮒をうろこ共によく
焼四五日もうからし【かうし?】扨湯へこんふを敷
白水を入とくと煮よくにへたる時
右の水をこほしせうゆにて味を付る
○すわま餅はつきかへしの持ちへたまりにて
いろを付しのにてすわま形を付る
鱠《割書:細魚細作|ぎんあん小口切|浅草のり|片せうか》 汁《割書:初茸|小な》
重引《割書:焼玉子|水干鯛薄切》 飯
大碗《割書:薯蕷麩|真砂ゑひ|薄くすたまり》 吸物《割書:かつほ中打|めうかのこ》
香物《割書:葉付大根|ならつけ》
硯蓋《割書:青なし|花いか|黒くわい》
茶くわし《割書:大打焼|にしめふき|くり》
○焼玉子は玉子をつふしよくかき交塩
を入味を付扨鍋へ油を引随分火を
やわらかにして焼也
○薯蕷麩は生麩へ山のいもをよく煮て
水のふにてこし麩五つへ六寸程成を入
ませ何れにも形を拵薄下地にて出
さま煮て出候
鱠《割書:あゆ子付|かき平目|あさつき》 汁《割書:鳥つみ入|皮牛房せん》
煮物《割書:ふろ吹大こん|とうからしみそ》 飯