翻刻
○鳥かまほこは鴨の身をよく摺夫へ魚
身三つの物壱分入玉子白身にてよき
程にのべ板へ付焼也
○一夜酒はめしを摺さとうと割けにてのべ
よくこし遣也
○ねり山桝は餅の粉壱升へうる壱合
入砂糖壱斤のみつにてねり扨下
へ粉を敷其上へのし又上よりも粉
を掛け尤山桝の粉にて香を付る也
鱠《割書:さより細作| 才の目|みるくひ白身計| 小口切|せうかせん|みつかん四つ割》 汁《割書:大かふ|すり山桝》
引落《割書:鯛大三角切|さき三葉》 飯
重引《割書:鮭かまほこ|小鮒油上け》 吸(すい)物《割書:ひれ魚身付|結こんふ》
蓋茶碗《割書:玉子ふわ〳〵|かもせん|ふきのとう》
香物 なら漬 肴《割書:酢の物| 大才目》
茶菓子《割書:ふとう餅|にしめてうろき》【てうろき=ちょろぎ】
○鮭かまほこは鮭のすり身へ赤貝をよく
つきたゝきすりませて玉子の白身
にてのへ板へ付焼也
○ひれ魚身付は鯛のせひれをよき程
に切その肉付の所へ魚身を付けむし
て出候
○ふとう餅は常のやうかんをふとうの形(かた)
に丸め上を葛にててりを付又上へ
氷おろしをふりかける
貝焼《割書:玉子せん|端白薄身|くわゐ|木くらけ|きんあん》 汁《割書:あんかう| きも| かわ| すり山桝》