翻刻!料理本の世界

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料理集 - 翻刻

料理集 - ページ 7

ページ: 7

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勧め侍る業ならす秘して其道の妙を得其わさのかし こき人になんゆるす事に侍り予か父大江の房利は其道を 能習学ひ代々の国君に仕へ其業の司にめいせられ其名を あらわすのはしと成りぬ予房常も父の道を伝へ侍りけるに 古君の尊命によつてくりやの役にめされしはらくも怠る 事なふ勤めけるに其役の中司にめされん者をとわしめ給ふに 御心に叶わす重てきこへ上けるにこれさへお心に不叶房 常を上関に達しぬれはこよなふ御意に叶ひあまたの 人を越其職になし給ふあまさへあまたの褒美を下し 給りぬ当君の御代におしうつり仰をや其職の司にめい せられ大番組にいれしめ給ふ有かたき言計なくつとめ侍 りけるに又しも間所をあけ給り其後心をつくし勤侍り ける事をかんし思召加増を下し給りぬ誠に恩沢の厚き 事身に余りて有かたく猶しも心のまことをつくし侍りぬ 今は其役をさへゆるし給りひとゝせにひとたひ二度の勤にて 心をやすんし君恩をかんせしめ侍りぬいつとなく世に 庖丁の奥儀を知る人のまれに成り行其道の絶なん 事のかなしくおもほえけれは伝へ置ぬる事を書つら