翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

長生養生伝 - 翻刻

長生養生伝 - ページ 13

ページ: 13

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房事(ほうじ)などはかたく忌(いむ)べし。兔(うさぎ)を喰(くら)へは其子 欠唇(いくち)を なす。鶏(にはとり)の卵(たまご)を喰へば。其子 瘡(くさ)多し。鴨(かも)の卵を喰へば 其子 倒子(さかご)なり。雀(すゝめ)の肉(にく)を喰(くら)ふて酒(さけ)を飲(のめ)はその子の心 淫乱(いんらん)にして情(じやう)乱(みた)るゝなり。鼈(すつほん)を喰へば其子 頂(あたま)短(みじかく)なる。 其外 非常(ひじやう)なる物を喰ふ事なかれ。少しにても病あらば 早速(さつそく)薬(くすり)を服(ふく)すべし。これ産婦(さんふ)の養生(ようじやう)なり。 ㊂出誕(しゅつたん)の小児(せうに)を養(やしな)ふには。いまだ初声(はつこへ)を揚(あげ)ざるさきに。 甘草(かんさう)の汁(しる)を以って。其子の口中(こうちう)を濯(すゝい)て胎毒(たいどく)を去(さる)へし。これは 小児いまた生れざる前(さき)に。まづ甘草(かんざう)をきざみ。五分ほど布(ぬの)の 袋(ふくろ)に入て貯(たくは)へ置(をき)。児子(あかこ)生るゝと其儘(そのまゝ)此 薬(くすり)袋を熱湯(あつゆ)に