翻刻
おさむれば土徳(ととく)を汚(けが)す事 甚(はなはた)しきなり。此 説(せつ)あれは
つちあきて後(のち)胞衣(ゑな)をおさむべきなり
○十八 胞衣(ゑな)をおさむる方角(ほうがく)の事
いづれの月にても。たとへば辰(たつ)の日ならば辰の方(かた)を忌(いむ)。
卯(う)の日ならは卯の方を忌なり。只(たゞ)おさむる日の支干(ゑと)の
方(かた)を除(よけ)ておさむるなり
○十九 土産(つちむま)れ咒(ましなひ)の事
つちの時節(じせつ)に子(こ)を産(むま)ば早速(さつそく)竃(かまと)を祭(まつ)るべし。
竃(かまど)は木火土金水(もくくはどこんすい)のあつまる所(ところ)なれば。きよめまつる
べし。竃は常(つね)にも祭(まつ)るべき所なり