翻刻
底(そこ)をぬきつち産(むま)れの子をくゝらす。其時 唱(との)ふる咒文(じゆもん)あり
所臨善神福慶臨産急々如律令(しよりんせんじんふくけいりんざんきう〳〵にょりつれい)
此(この)咒文を唱(とな)へ安泰(やす〳〵)とむまれたりと口々(くち〳〵)にいふて只今
誕生(たんじやう)せし真似(まねび)をなし。身分(みぶん)相應(さうをう)に誕生の時のごとく
祝(いわ)ふる故実(こじつ)なり。勿論(もちろん)右の日を一代 誕生(たんじやう)日と定(さため)て
祝(いは)ふへし
○廿二 土(つち)誕生(たんじやう)の子(こ)名(な)を付様(つけやう)の事
土に入て生れし小児は兔(と)角(かく)金(かね)によりし名をつくること
なり。是則(これすなはち)土性金(どしやうきん)と相性(あいしやう)してよし。六十 図(づ)にて其(その)性(しやう)を
考(かんが)へて相性の名(な)を付(つけ)べし