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といへども多く吸(すふ)ては相火(しやうくは)を助(たす)くるゆへに仇(あた)となるべし。
常(つね)に多く吸ときは姑息(こそく)【左ルビ:いき】をあらくして血脈(けつみやく)進数(しんさく)【ママ】
なり。故(かるがゆへ)に寿命(じゆめう)を減(げん)ずるの恐(をそれ)あり。況(いはんや)壮年(さうねん)血気(けつき)壮(さかん)
なる人をや。痰喘(たんいん)の人これを忌べし。労痎(ろうがい)の病に
大に禁(きん)すべし。胃(ゐ)火(くは)を生(しやう)し心(しん)熱(ねつ)を壮(さかん)にす
○廿九 灸(きう)は平生(へいぜい)の養生(ようしやう)にすへをくべき事なり。痰飲(たんいん)
積聚(しやくじゆ)は灸にあらざれは去(さら)ず。此病ある人は風(ふう)門 膏(こう)
肓(もう)期(き)【注】門 章(しやう)門などの灸治(きうぢ)を毎日五十 壮(さう)づゝすれは
其(その)根(ね)を断(たつ)なり。平生(へいせい)上気する人には三里を灸
すべし。或法に人三十才以上には毎朝(まいちやう)早(さう)天に
【注 「こうこう」の誤読が慣用化ししたもの。】