翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

長生養生伝 - 翻刻

長生養生伝 - ページ 36

ページ: 36

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起(をき)て小 便(べん)せざる先に三里に灸する事三 壮(さう)なれば 能(よく)気(き)をくだし宿物(しゆくもつ)【左ルビ:とゞこほり】を去り。眼(まなこ)を明(あきらか)にし元気(げんき)を 補(をぎな)ふ。久しくすれば寿を長す。此法を伝来し てより其 験(しるし)あることあげて数(かぞ)ふべからす ○三十 老(らう)年の人は精(せい)血(けつ)ともに耗(へ)り元気(げんき)漸(やうやく)衰(をとろ)ふ ゆへに多く物事に倦労(けんろう)する事ありたゞ心を静に 養(やしな)ふべし食物には厚味(こうみ)なるを喰(くは)ず。大酒を好(このま)ず。 あるひは油 気(け)麪類(めんるい)灸(いり)物 味(あちはい)辛(から)き性(しやう)粘(ねば)き物などを 忌て喰(くら)ふべからす。天(そら)晴(は)れ風しづかにして日(ひ)麗(うららか) なる時は野に遊(あそ)び飄然(ひやうぜん)として心を安し。必(かならす)しも