翻刻
の法。華陀(くはた)の五 禽(きん)の術(じゆつ)なといふて種々(しゆ〴〵)あれども又 後撰(こうせん)の
按摩便覧(あんまべんらん)に是(これ)を述(のべ)ん。よつてこゝに略(りやく)す
○卅四 養生(ようじやう)の薬を用ゆる法あり。これは中年四十以上の
人はかならず常(つね)に服用(ふくよう)すべきなり。天門 冬(とう)を粉にして
蜜(みつ)にて練(ねり)薬(やく)となして平生(へいせい)に服(ふく)すれば能(よく)中気(ちうき)を
補(をきな)ひ精気(せいき)を益(まし)百病を愈(いや)す。寔(まこと)に長生を得(ゑ)て気(き)
力(りよく)百 倍(ばい)するなり〇又 唐黒胡麻(たうくろごま)の真(まこと)なる物をとりて
皮(かは)を去(さり)水にひたし九度 蒸(むし)九度 搗(つき)て食前に酒(さけ)にて
二三匁ツヽ一日に三度 服(ふく)する事百日なれば古疾(こしつ)を
去(さり)二百日用ゆる時は諸病(しよびやう)を治(ぢ)し一年用ゆる時は