翻刻
目(め)を明(あきらか)にし歯(は)を生(しやう)ず。数年(すねん)用ゆる時は縦令(たとひ)老人(らうじん)
なりとも壮年(さうねん)の人のごとくになる事 甚妙(じんめう)也此 二方(にほう)は
仙家(せんか)の秘法(ひほう)にして誠(まこと)に不老不死(ふらうふし)の良剤(りやうざい)なり
○卅五 枹朴子(ほうくはし)【ママ】といふ書(しよ)に。七歳になる男子(なんし)の歯(は)と。七
歳の女子の髪(かみ)と自身(じしん)の頭(かしら)の垢(あか)とを一所に黒焼(くろやき)
にしてこれを服(ふく)する事 一歳(ひととせ)なれば気力(きりよく)を益(まし)
顔(かほ)に艶(つや)を出す。常(つね)にこれを服すれば。是 不老(ふらう)の良(りやう)
薬(やく)となる
○卅六 常(つね)に遠(とを)く行ときは。艾(もくさ)。水銀(みつかね)。大黄(だいわう)芒硝(ぼうせう)。生姜(しやうが)。山(さん)
椒(しゆく)の類(るい)懐中(くわいちう)すべし。毒蛇(どくじや)の㝵(さはり)なし又 世(よ)にある蛍(けい)