翻刻
○四十一 高きより堕(をち)て身(み)をうちたるに童便(どうべん)と酒とを
飲(のむ)むへし。又高きより堕(をち)て身(み)をそんじたるに麪(うとん)の粉(こ)を
醋(す)にてねりぬりてよし
○四十二 犬(いぬ)に噛(かま)れたるに生姜(しやうが)の汁(しる)を飲(のみ)てよし
○四十三 針(はり)の肉(にく)に入て出さるに象牙(ざうけ)を枌(こ)にし水にてときぬりてよし
○四十四 衄血(はなち)出て止(やま)ざるに艾(もくさ)をやき灰(はい)にし鼻(はな)の中(なか)へふき
入へし。又 冷水(ひやみつ)にて足(あし)をひたしてよし
○四十五 山野(さんや)にて狼(おほかみ)蛇(へび)其外もろ〳〵の獣(けもの)を避(さく)る
には水牛(すいきう)の角(つの)。又は羊(ひつじ)の角を焼(やけ)は逃去(にげさ)る
なり