翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

長生養生伝 - 翻刻

長生養生伝 - ページ 45

ページ: 45

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四季(しき)にをひて可(か)不可(ふか)あり。此(こゝ)に其大 概(かい)をしるす。 ○春(はる)三月は冬の中に閉蔵(へいざう)したる陽気(ようき)外に 発(はつ)する時なり。故(かるがゆへ)に早(はや)く臥(ふし)早く起(をき)て陽気(ようき)を養(やしな)ふ べし。然而(しかうして)東(ひかし)の方(かた)へ出たる桃(もゝ)の枝葉(しよう)をとりてせんじ用 早朝にこれを服(ふく)すれば則(すなはち)心膈(しんかく)痰飲(たんゐん)を去(さつ)て宿熱(しゆくねつ)を 除(のぞ)くなり ○夏(なつ)三月は陽気(ようき)外にありて陰気(いんき)は腹中(ふくちう)にあり。 故(かるがゆへ)に夜は早(はや)く臥(ふし)て朝(あさ)は疾(とく)起(をき)【ママ】べし。夏(なつ)三月の 間は心(しん)の蔵(ざう)【臓とあるところ】旺(おう)して腎(じん)の蔵(さう)【臓とあるところ】衰(をとろ)ふるゆえ陰気(いんき)を 固(かた)くすへし。房事(ほうじ)なと慎(つゝ)しむべし。常(つね)に煖(あたゝか)なる