翻刻
【右丁】
薩琉軍談(さつりうぐんだん)の弁(べん)
慶長以後入貢(けいちやういごじゆこう)
附録(ふろく)
琉球国全図(りうきうこくせんづ)
三十六島図(さんじふろくたうのづ)
中山世系(ちうざんせいけい)
鎮西八郎為朝(ちんぜいはちらうためとも)鬼(おに)が島(しま)へ渡(わた)る
位階(いかい)の次第(しだい)
【左丁】
増訂(ぞうてい)琉球入貢紀略(りうきうじゆこうきりやく)
琉球(りうきう)古(いにしへ)の朝献(てうけん)
琉球(りうきう)は吾邦(わがくに)の南海(なんかい)にあるところの一(ひとつ)の島国(しまぐに)なり、其(その)
国(くに)の風俗(ふうぞく)もとより質朴(しつぼく)にして文字(もんじ)に習(なら)はず、これに
よりて国(くに)の名(な)は聞(きこ)えながら、開闢(かいひやく)より歴代(れきだい)の事実(じじつ)は、
史書(ししよ)などいふものもなければ、その詳(つまびらか)なることは得(え)て
考(かんが)ふべからず、唐土(もろこし)の書(しよ)には隋書(ずゐしよ)にはじめて見え
たり、煬帝(やうだい)の大業元年(たいげふぐわんねん)海帥(かいすゐ)何蛮(かばん)というもの、春秋(はるあき)の