翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

唐物語 - 翻刻

唐物語 - ページ 10

ページ: 10

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たりされは神明仏陀の御加護にや大雨篠 衝如し一時を過たり乗組再び競(キヲヒ)を■器 物取出し天水を受溜メ一旦は蘇生の思ひをなす ト云へ共身体労れ皆空心 ̄ニ成り殆と方角 両(月) 曜(日)も取失ひけれとも少し風波和らき四方打 眺(ナカム) る時 ̄ニ五六里計り隔り一の島を見出したり 何様此島へ上陸し供に一命を助るへしと船中 には未た粮米塩味噌類残り少々有けれ共其侭 元船乗捨橋舟に移り島を目当 ̄テ に無二無三 艪を相立程近き至ㇽ時に大浪橋舟を岩島へ 打上破舟す権市岩の狭間へ打上り声を限りに 呼立けれは岩間〳〵より声を合せ夜もほの〳〵と