翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

唐物語 - 翻刻

唐物語 - ページ 12

ページ: 12

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難風に逢漂着の仕形すれ共悟らす  て右 坊主筆硯唐紙取ひ出ㇲ然れ共乗組書 読 ̄ニ通ふしたるは無し只管(ヒタスラ)拝伏しけれ坊主自分 筆を執て書を作ㇲ文章凡日本の二字有り 是を指させは坊主 諾(ウナツ)く良ありて琉球芋の蒸し たるを出ㇲ載て食ㇲ其後麦の菜粥を進ル 各是を食してうえ飢寒をしのき日を送し 内早其年も暮明れは嘉永四亥ノ春は迎ひ けれ共正月の紀式迚は形も無し有ㇽ 白 唐人島端へ連行鳥を取漂人等も取れと 云ふ仕形ㇲ言は日本鴨《割書:俗ニカホト云|鳥ニ》似 たり此所 ̄ニは年中子を育(ソタツ)ㇽ事不絶其後