翻刻
拾壱人の者日々此所へ行は三尺計りの木にて鳥を
叩き殺す一日に廿羽位玉子百計りを不■是
を取て唐人え出す鳥玉子共菜に入塩にて費
是計りを■む麦粥は一ヶ月一度位の上食也
此島は至而暖国にて拾壱人皆素袷一枚つゝ
なれとも寒気の愁更に無し又居所の敷物
琉球芋 蔓(ツル)麦藁也唐人各 暖簾(ノウレン)様の衣
を釣臥す此島 周(メクリ)日本壱里位の小島也竹木は
無し島際に日本槙の葉小萱而己生す専ら
是を薪 ̄ニ ㇲ唐人麦芋抔少々作ㇽ手伝へせん
と仕形すれ共辞ㇲ水もあれ共沢山ふらす土中
に瓶(カメ)を埋メて天水を受 旱魃(ヒテリ)の用水ㇳㇲ此島