翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

唐物語 - 翻刻

唐物語 - ページ 18

ページ: 18

翻刻

此所日数十一日計り逗留中朝夕弐度ツヽ白米飯 拾壱人分籠一ツヽ入菜は広菜太刀魚 鯼(イシモチ)と云魚 《割書:通俗アエナメと|云魚ノ事》豆ふの類醤油にて費躰入台に 載せ出す銘々茶碗盛食す夜分灯火計にて 夜具無し此土地夜分上陸し十一日め暁方 ほのくらきに出帆せし程に土地の風景 人物も見されとも人家続瓦葺町場に様 覚ゆ此所へ着て十一日め其前島ゟ乗り来るし船に乗せ 日数十三日昼夜凡七八百里辻も諷立る頃又何地 ともしらぬ所へ着船す時に亥十二月夜分なり船 中ゟ通ふしたるや其地の官主(ヤクニン)年齢三十五六 計りの唐人壱人衣類大概前同し外に農人ら