翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

唐物語 - 翻刻

唐物語 - ページ 20

ページ: 20

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より外とを見るに彼地にても有徳なる人の娘嫁 入と見へ朱塗の輿に乗 硝子(ヒイトロ)の障子玉の■■(ヨウテク)其 閑麗(ミヤヒヤカ)なる事は言葉にも尽しかたしなれ共白昼 硝子の内に火を灯したれは姉人の容色は見へす其 姿は画し唐美人の風薄らかに見へたりと云    唐国も嫁は顔を隠す事にや硝子の    内へ昼火を灯しなは■て鮮には見へ    まし此国にても嫁綿帽子を被り顔を    見せぬ風に近し 扨も漂夫拾壱人の輩此地え着て日数廿日計に して番人の案内につれ大家え呼出され其場の 官主曲■懸り真鍮唐銭百文繋壱貫 分銘々の肩に掛呉られ拝伏して貰ふ