キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

吉利支丹退治物語. 中 - 翻刻

吉利支丹退治物語. 中 - ページ 10

ページ: 10

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【右丁】 くちにまかせて。しゆじやうをまよはす。あみだ といふも。ほうぞうびくといふて。人げんなり 伝宇須と申は。天地かいひやくのほとけなり きのふや。今日の釈迦(しやか)がほうに。だまさるゝは。きつ ねにばかされたるがごとし。しかしながらくちの よきまゝに。三 国(ごく)のぐにんともを。まよはした るとみへたり。後室(こうしつ)のいはく。われはこれ。女の 身なれば。なにのしやへつもしらず。そのほうの 云(いゝ)ぶんも。くちばかりにて。まことしくもおも はれす。しよせんは。きりしたんのうちの。物しり 【左丁】 たる。以娄慢(いるまん)をまさりて。御いで候へ。この方よりも しやかのふつほうを。まなびたる人。を。たつね もとめていだすべし。ほうもんに。いひかち たる人の方へなるべしと。おほせける。いるまん きゝて。それこそ。のそむところなれ。いつ にても。御 左右(さう)しだいにまいるべしと。かた くやくそくして。印留慢は。まかりかへりける。 後室(こうしつ)の云(いわく)。ぜんじやうどの。長老をよひたりと も。きりしたんがほうは。しんたう。ないでん。げ でんうちやぶりて。よこしまをいふときこ