翻刻
【右丁・挿絵】
はくおうへ使之所
こうしつ
【左丁】
かへ候はんものをとの給ふ。印留慢きいて。女房は
たぶらかしやすき物とこゝろへて。中々の御事
伝宇須の。ふつほうはたちところに。波蘿夷■雲
と申て。天上のけらくこんじきに。身をかゝや
かし。かんねつのしやべつなく。をろがんと申て
日本の楽(かく)などのやうに。ふきならして。あそひ
たはふれたまふところなり。しやかとやらん。
あみだとやらんが。なにとて仏(ほとけ)になすべきや。
釈加(しやか)はこれ。天ぢくじやうぼん大王が子(こ)なり。おやに
かんだうせられて。だんどくせんにかゞみいて。