キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

吉利支丹退治物語. 中 - 翻刻

吉利支丹退治物語. 中 - ページ 15

ページ: 15

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【右丁】 かなしみのきはまりたるところへ。をとさるゝ そのいにしへは。あくも。ぜんも。くも。らくも。なき を末世(まつせ)におよぶほと。しゆじやうのきちゑ ひずみ。すなをならざるによつて。《振り仮名:波蘿夷■雲|はらいぞう》。 恚怒箆娄那(いんぬべるの)を。つくりをきたまふ。日本の。しよ 神。諸仏といふは。そのいわうはみな。にんげん なり。いせ大神宮(だいじんぐう)は。いさなぎ。いざなみが子 出雲(いつも) のくにゝつりする。あま人の子なり。八まん大 ぼさつといふも。応神天皇(おうじんてんわう)これ人げんなり しゆじやうの。はかなきはみな。俵(たはら)をねがい 【左丁】 正法(しやうぼう)をかつて。しらざるゆへなり。かるがゆへに。 伝宇須の御かたち。人げんにまみへて。利益(りやく)せん とおほしめして。さんた丸やと申。び女のたい ないにやどらせ。金剛(こんがう)けんごの。御すがたをあら はし。まし〳〵て。人げんの。しよまうをかなへ たまふなり。なんばん国は。大国にして。日本 五百千 合(あは)せても。九牛(くぎう)がいちもうたり。国王の ちよくぢやうに云。日本の人みんども伝宇須 の正法(しやうほう)を。しらすんは。ふびんのこと也と。おほし めして。さうかいばんりをしのき。此国にわた