Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 615 (4) - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 615 (4) - ページ 25

ページ: 25

翻刻

 則(すなは)ち其(その)義挙(ぎきよ)【左ルビ:キヘイヲアグル】の大成(おほひになる)を冀(こひねか)ふて万邦(ばんぽう)の人(ひと)期(き)【左ルビ:ヤクソク】せ  ずして皆(みな)慨歎(なけき)の声(こえ)を発(はつ)せざる者(もの)なし然(しから)ば  則(すなは)ち我(わが)涅弟耳蘭田(おらんだ)に在(あつ)ても亦(また)自(みづか)ら制(せい)する  こと能(あた)はずして同(おなじ)く此(この)嗟歎(なげき)の声(こえ)を揚(あぐ)る事(こと)  固(まこと)に怪(あやし)むべきにあらず況(いはん)や涅弟耳蘭田(おらんだ)の  如(ごと)きは彼(か)の大挙(たいきよ)を見る間(あいだ)卻(かへつ)て我(わ)が昔日(むかし)の  喪乱(そうらん)を経(へ)て終(つい)に孥隷(ぬれい)の辱(はづかしめ)を免(まぬか)れ凌辱(れうぢよく)の苦(く)  を脱(だつせ)【左ルビ:マヌガレ】しことを回想(くわいしやう)【左ルビ:オモヒマワス】するに耐(たへ)たり今(いま)我(わが)他国(たこく)の  羈紲(きえは)【ママ 注】【左ルビ:キヅナニカヽル】を脱(だつ)し今(いま)の独立(どくりう)を成(な)し基(もと)を固(かため)て万世(ばんせい)  不抜(ふばつ)の業(げう)を建(たつ)るに至(いた)る功績(いさほし)は千万世(せんばんせ)国人(くにたみ) 【注 22コマ10行目に既出の語には「きえい」とあり、別本にも「きえい」とある。】