翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

宇佐浦より漂流留 - 翻刻

宇佐浦より漂流留 - ページ 7

ページ: 7

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 文抔して師匠への礼書物買申料等は自身に働き出し  フイツヘルには食物の世話に成迄の事也其中にチヒタト師に  着き学ひたること六月程の事もありしとそ 一アメリカ国政事大抵日本に同し十二ヶ条の法令書有  て煩しき事なし 一王は七人有北アメリカ国三十六国に分かる時候日本におなし  く四時あり風俗ハフ国の如し王は国中の賢人を撰み  出し四ヶ年持や至て賢なるは年□して八ヶ年も持つと  云往来等は一僕位にて至極軽き体也 一アメリカ国近年阿蘭陀より世話にて開たる国にて  何事も蘭に類す年号は開てより只一つの年号  にていつ迄も通るよし一年十二月日本に同し正月  儀式抔はなし 一往来車に乗る《割書:常は十六七人|位のる也》蒸気船の如く火を以て車  をやる又蒸気船も有と云空船は甚禁制にて当時  無之 一文字は二十六十露盤は角に制して日本と不同大数を  積るに弁利よしとそ 一人物は篤実寛仁にて悪をなさす人殺盗賊なとす  へてなし若たま〳〵?有時はこれ是を知る法有て立処に捕ると云 一婚礼の式は縁組とて日本の引鮑遣の如き式済は則其女  を連れ物見遊山抔にいたる常のこと也婚礼は神に告て  帰り夫婦となる人情多謡なれとも別は正しと云 一麦の粉へ玉子油塩等を入れ蒸たるを上品とす是を  パンと云