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コレクション: くずし字学習用資料

大成用文章(往来物) - 翻刻

大成用文章(往来物) - ページ 92

ページ: 92

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【右丁】 魚鳥目録之品 目録廻状認様 【上段】 【右枠】 進上  白鳥  一羽  雁   一羽  鯛   一折  鱸   一折  海月  一桶   《割書:以上 氏名|     名乗》 【右枠下】 上輩(しやうはい)へ 魚鳥/前後(せんご)の事/先(まづ)鳥を 書ずに魚を書べしもし しやうじんものあらばをくに 書べし又魚鳥を両に 書/流(りう)もあり樽(たる)あらは奥 に書べし小袖などは樽 のまへたるべし 【左枠】  目録 鶴   一羽 鯛   一折   鮭   一尺 海老  一折 蛤  ┌一折    └《割書:又は枚|  とも》  《割書:以上》 【左枠下】 同輩(どうはい)へ 樽(たる)は何荷(なんが)とかくべし折 ならば何合と書べし女中 へつかはすにはかなにて書 べし上輩へは進上と氏 名を書べし下輩へは目 録と斗かきて氏も 名もかゝぬなり 【下段】 【右枠】  目録 御小袖 一重 御扇子 一箱 御酒  何樽 鰹節  何連 真綿  何把  《割書:以上》 【左枠】  目録 金子  何程 御樽  何荷 鯛   何掛 絹類  何巻 裏地  何疋  《割書:以上》 月日  何某 【枠下】 こゝに出す所の目録は今 町家通俗もちゆる所の 略目録志たゝめ方なり あるひは奉書紙立目録 または二ッ折に認(したゝ)むる等 の事は其時/宜(よき)にしたゝめ て差略あるべし其認め かた此ふり合にてもちひ 来るをうつしをくもの なれば本式のくはしき事 はそれ〳〵の師(し)によりて ならひ認むべし大躰此 ふり合にて種々(しゆ〳〵)差略 してしたゝめ給ふべし たゞ俗家(そくか)通用(つうよう)したゝめ 来るをもむきのみて【之ヵ】 出すものなり 【左丁】 廻文認やうの次第 【上段】 【右枠】 明日於東山御酒 進上申度候猶御光 駕者可被忝候以上  月日   名二       名一 某殿 一 某殿 二 某殿 三 某殿 四 某殿 五   《割書:参【脇付】》 【左枠】  次第不同 某殿 五 某殿 四 某殿 三 某殿 二 某殿 一 明日於東山御酒 進上申度候於御光 駕者可被忝候以上  月日   名一       名二  各御中 【枠下】 夫(それ)回文触(くはいぶんふれ)状之事はかの事書を口に書ときはあて所口の方 を上とし奥の方を下/位(い)と次/亭主(ていしゆ)の名日付の下を下位とし 次(つぎ)を上位とする事上の/圖(づ)のごとし亭主一人の時は日付の下に かくまた事書を奥に認むる事有其時はあて所口の方を 下位とし奥の方ほとを上位とすべしまた亭主の名も 日附の下を上位として次を下位とこゝろへべし則上の 圖のごとくなり上/包(づゝみ)の事は上の字斗一字かくべし またてまへの名を書事もあり 廻文に点をかくる事/式法(しきはう)にはなき事なりとあり 名の下かたはらに奉といふ字を書事/作法(さほう)なりと いへり但(たゞ)しまた点(てん)をかくる事もくるしからずと あり点は【雛形の線形】かくのことく書べし【鈎形の線形】かくの如くかくる 事は慮外(りよぐはい)なりまた名の下に或は承知仕候または 奉承知候など例(れい)もあるよしなり