翻刻!江戸の医療と養生

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広益秘事大全 3巻. [5] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [5] - ページ 30

ページ: 30

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【右丁頭書】 ○春駒(はるこま)どうふ 豆腐(とうふ)一丁/布(ぬの) 目(め)をさり四ッにきり生醬油(きしやうゆ)にて にしめさまして油にあげいり酒(ざけ) わざひにてくふべし ○串貝(くしがひ)早煮(はやに) かひをぬかずに 竹を引きり煮て一ふきして そのまゝ湯(ゆ)をすてず鍋(なべ)にさまし おく也/宵(よひ)にこしらへて翌朝(よくてう)和(やは)らぎ 【挿絵】 【左丁頭書】 用(もち)ひらく也水は沢山(たくさん)にすべし 貝(かひ)水(みづ)のうへに出たるはかたし ○牡蛎飯(かきめし) かきを鰹(かつを)の出し うす醬油にて煮/茶(ちや)わんへ入 汁をしたみ飯(めし)を釜(かま)より直(すぐ)に もりふたをして出すべし ○小倉田楽(をぐらでんがく) 油あげ一方(いつはう)を切 うらがへし煮たる粒小豆(つぶあづき)を詰(つめ) 串(くし)にさし醬油をつけあぶる也 ○茄子(なすび)おろし汁 なすびの皮(かは) をさり二ッに割(わり)水につけあくを 出しおろしてしぼりみそ汁に 入からしを加へ用ゆ茄子(なすび)沢山(たくさん)なる がよし ○早烏賊(はやいか) 玉子をにぬきにして 白身(しろみ)ばかりをよきほどにきりて 青(あを)あへにする也 【右丁本文】   畜蔵菜果類第五【四角で囲み】  ○青梅(あをむめ)を収(をさ)めおく法 一いまだ熟(じゆく)せざる梅(むめ)をえらびとり青竹(あをたけ)を 二ッにわりその中へ梅(むめ)をいれわり口をよく 合せて藁(わら)にてくゝり山土(やまつち)にてよくぬりこめ 土中(どちう)に埋(うづ)み置(おく)べし入用の時/取出(とりいだ)し用るに 少しも損(そん)ぜずよきほど出して跡(あと)はもとの如く 封(ふう)じて埋(うつ)めおくべし  ○瓜茄子(うりなすび)を貯(たくは)ふる方 一/寒中(かんちう)の潮(うしほ)を壺(つぼ)にいれてたくはへ置/瓜茄(うりなす) 子(び)を漬(ひた)しおけば久しく色(いろ)かはらず又方 【左丁本文】 豆腐滓(きらず)五升/塩(しほ)二升右/二色(ふたいろ)もみ合せ瓜(うり) 茄(なすび)さゝげの類(るい)を漬(つけ)おくべし青(あを)くしていつ までも生(しやう)のごとし風のいらぬやうにすべし  ○山椒(さんしやう)を漬(つく)る法 一/半熟(なかばじゆく)したる山枡(さんしやう)一升に塩(しほ)三合水二升入 て壺(つぼ)につけ壺(つぼ)の中へ入るほどのおし蓋(ふた)をして 小石(こいし)をおもしにおくべしいつまでも色かはらず但(たゞし) 手をいれて取出(とりいだ)すべからず又/米泔汁(しろみづ)に塩(しほ)を 合(あは)せてつけおくもよろし  ○蜜柑(みかん)を夏(なつ)まで貯(たくはふ)る法 一/杉箱(すぎはこ)の中に竹(たけ)をわたし蜜柑(みかん)を糸(いと)にて つり蓋(ふた)【葢は蓋の本字】をよくして穴蔵(あなぐら)など下屋(したや)に入おけ ば損(そん)ぜずしてよくもつなり又/金柑(きんかん)は菉豆(ぶんとう)の 【枠外丁数】百卅八