翻刻!江戸の医療と養生

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広益秘事大全 3巻. [5] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [5] - ページ 31

ページ: 31

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【右丁頭書】 ○干大根(ほしだいこん)和物(あへもの) ほし大根を薄(うす) くきざみ湯(ゆ)につけてすこし もみかたく絞(しぼ)りからし胡麻(ごま)あへ ○若狭(わかさ)鯡鮓(にしんずし) にしん五六日も 水に漬(つけ)皮(かは)骨(ほね)をよくあらひさり にしん五十本に糀(かうじ)三合入/押(おし)を かけおく也水上るをすてゝ糀(かうじ) ともに切用ゆ大根せり三葉(みつば)の 類(るい)をつけ込てよし ○隠(かく)れ里(ざと)吸物(すひもの) 葛(くず)を湯(ゆ)にて かたくこねまんぢうの形(なり)にして 餡(あん)に赤みそをすりて包(つゝ)み湯(ゆ)に して後ずいふんあつき湯(ゆ)にいれ 吸物(すひもの)にすまんぢうの形(なり)をくづ せばみそ汁になるなり ○松茸(まつたけ)早鮓(はやすし) 醬油よき加減(かげん) にしてにえ立(たち)たる所へ松(まつ)たけを 【左丁頭書】 切て入れさつと煮上(にあげ)かやくを いれ飯(めし)にて早ずしに漬(つけ)るその 煮汁(にしる)にて塩(しほ)をもたす ○温飩鮑(うどんあはび) あはびの耳(みゝ)を去 うどんのごとく随分(ずいぶん)ほそく切 すいのうに入てにえ湯(ゆ)へいれて 直(すぐ)に引あげうどんの汁にて用 ゆ少しも煮(に)るはわろし ○焼鮑(やきあはび) あはびの貝(かひ)を放(はな)さず 洗ひて肌(はだ)へ赤(あか)みそをぬりまた 貝(かひ)を合(あは)せて針(はり)がねにてくゝり 藻(も)のほし乾(かわか)したるをあつめ中 へいれてやく也/針(はり)がねをとり 貝(かひ)をはなして小口切(こぐちきり)にする ○大原苞(おはらづと) ねぶか一寸/余(よ)に きりくづし魚身(うをのみ)など入つゝみて 白昆布(しろこんぶ)にてくゝりみそ汁にする 【右丁本文】 中にいれおけばいつまでもかはらず  ○梨子(なし)を貯る方 一/間々(あひ〳〵)へ大根(だいこん)をへだてにいれてはだのあたり 合ぬやうにすれば年(とし)を越(こし)てかはらず又/麦門冬(じやうがひげ) の根(ね)もとをわけて深(ふか)くをさめ上より/麦門冬(しやうがひげ)の 葉(は)を引よせてくゝりおけばよくもつ物なり 又方/厚紙(あつがみ)につゝみはりて上を藁(わら)づとにし 湿気(しつけ)なき家(いへ)の内(うち)の地(ぢ)をほりて砂(すな)をいれ其 中に埋(うつ)めおくべし久しくして味(あち)かはらず  ○柿子(かき)をたくはふる法 一/新(あたら)しき柿(かき)をえらみ鑵子(くわんす)の中へいれすれ合 ぬやうにして蓋(ふた)をなし箱(はこ)の中へ鑵子(くわんす)をいれ 箱(はこ)のふたをして紙(かみ)にてよく張(はり)ておけば久しく 【左丁本文】 【挿絵】 損(そん)ずることなしまた蔕(へた)のまはりを漆(うるし)にて ぬり或(あるひ)は紙(かみ)にてきびしくはりおけば久しく もつ也/但(たゞ)し気(き)のもれぬ壺(つぼ)に入ておくべし  ○松茸(まつたけ)のたくはへやう 【枠外丁数】百卅九