翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広益秘事大全 3巻. [5] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [5] - ページ 33

ページ: 33

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【右丁頭書】 ○富士(ふじ)あへ ねふか白根(しろね)ばかり さつとゆでゝ胡麻(ごま)みそを入/豆(とう)ふ の白あへにすもやし芋(いも)もよし ○蛸(たこ)なます たこのあしを薄(うす) くきりにえ湯(ゆ)に入てすぐに あげ大根(だいこん)をきざみ塩(しほ)にてもみ しぼりごま酢(す)にてあへものにす ごま多きがよし 【挿絵】 【左丁頭書】 ○なのりそ ほんだはらの塩気(しほけ) を出し湯煮(ゆに)をして唐(たう)がらし みそにあへるほんだはらは青(あを)きが よし黒(くろ)きはこはし ○たつくりあへ こまめを焼(やき) 直(すぐ)にあつき湯に漬(つけ)おき暫(しばら)く して三枚にへぎ骨(ほね)と頭(かしら)を去(さり) ごばうを煮(に)てたゝきこまか にさき山椒(さんしやう)しやうゆにて二色(ふたいろ) ともにあへる一日ほど置て用ゆ べし醬油(しやうゆ)よくしむ也 ○交趾(かうち)みそ 赤(あか)みそ五十匁 肉桂(にくけい)丁子(てうじ)の細末(さいまつ)半両(はんりやう)づゝまぜ茄(なす) 子(び)生姜(しやうが)の類を漬(つけ)る也/漬(つけ)るとき 白(しろ)ざたう五六匁入る七日めに用ゆ ○芋豆腐(いもどうふ) 湯(ゆ)どうふにして ゆをしたみとろゝをかけるなり 【右丁本文】 また皮(かは)ごめに蒸(むし)て切(きり)いり塩(しほ)に漬(つけ)るもよし又 竹子(たけのこ)を根(ね)もとより切/箆(の)をぬき米糠(こめぬか)のよくふる ひたるを内へつめ口を紙(かみ)にてはり三/本(ぼん)づゝ菰(こも)にま き常(つね)に煙(けふり)のかゝる竈(かまど)のうへに釣(つり)おくべし色(いろ)かはら ずして新(あらた)なるが如し  ○鳥肉(とりのみ)を久しく貯る法 一/鳥肉(とりのみ)をおろしきらず一升に塩三合まぜて 鮓桶(すしをけ)にすしをつけるやうにしてきらずと 鳥肉(とりのみ)と段々(だん〳〵)につめ竹皮(たけのかは)をおほひ蓋(ぶた)にして おとしぶたをしおしをかくべし久しくしても 味(あぢ)生肉(せいにく)にかはることなし  ○林檎(りんご)をたくはふる方 一りんご百/顆(くわ)の内十/顆(くわ)をとりたゝき砕(くた)【「だ」濁点かすれにも見える】きて 【左丁本文】 水(みづ)を入れつぼの内に浸(ひた)し満(みつ)るをうかゞひよく 口を封(ふう)じおくべし  ○冬瓜(かもうり)をたくはふる方 一/冬瓜(かもうり)は棚(たな)の上/或(あるひ)は煤(すゝ)のゆく処に収(をさむ)れば翌夏(よくなつ) まで損(そん)ぜず但(たゞ)し疵(きず)なきをえらぶべし  ○牛旁(ごばう)山葵(わさび)土筆(つく〴〵し)など貯る法 一/河原(かはら)のじやり小石(こいし)なきやうに能(よく)をふるひて 水道(すいだう)の溝砂(みぞすな)を日(ひ)に乾(ほ)しもみくだきわら灰(ばひ) 等分(とうぶん)にまじへ地(ち)に穴(あな)を掘(ほり)右の砂(すな)をいれ牛旁(ごばう) わさび土筆(つく〳〵し)蕗(ふき)のとういも栗(くり)生姜(しやうが)の類(るい)を いけおけばしをれずして久しくもつものなり 但(たゞ)し蕗(ふき)のとうは一二日/陰干(かげぼし)にしていけるなり 土筆(つく〴〵し)は根付(ねつき)を五ッほどづゝ根(ね)をまきてまひ込(こみ)の 【枠外丁数】百四十一