翻刻!江戸の医療と養生

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広益秘事大全 3巻. [5] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [5] - ページ 35

ページ: 35

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【右丁頭書】 でんがくにして狐色(きつねいろ)になるほど にやき直(すぐ)に皿(さら)へ入れ酢(す)みそ懸(かく)る ○黒豆汁(くろまめしる) 黒豆(くろまめ)を水につけて まけば早く生(はえ)る也/芽(め)をとりて 汁に用ゆ ○白和(しらあへ) 魚類(うをるい)を大さいに切 塩(しほ)ゆでにして水気(みづけ)をさりみ そとうふを入/白(しら)あへごまを入る ○油(あぶら)ぬき とうふを油にて あげ鍋(なべ)よりすぐに水へいれ 油(あぶら)けをさり又/水煮(みづに)してみそ をかけるなり ○縮蚫(ちゞみあはび) あはびの耳(みゝ)をさり うすくへぎてにえ湯(ゆ)をかくる也 ○花茗荷(はなみやうが) めうがのこの花(はな) ばかりをゆびきて葛(くず)を引あを のりをかくる 【左丁頭書】 ○ちゞみ芋(いも) 長いも一寸に三分 ばかりたんざくにうすく切へぎ 網(あみ)に竹(たけ)ぐしをならべ其上へ并(なら)へ 遠火(とほび)にかけやき塩(しほ)をふりこげ ざるやうにやき水気(みづけ)をさりほいろ にかくるなり ○おろし鮑(あはび) あはびをおろし にて摺(すり)おろし味噌汁(みそしる)にいれ 鱒(ます)など切入てよし玉みせなど もよし ○鳴門煮(なるとに) 鍋(なべ)に塩(しほ)をふり 鯛(たひ)を三まいにおろし切て入れ 古酒(こしゆ)に白水(しろみづ)を加(くは)へ魚(うを)ひた〳〵に なるやうにして酒気(しゆき)なきまで 煮(に)て■(めし)【飯ヵ】の上かゆをさし木(き)の こねぎなどいれてよし ○春(はる)の雪(ゆき) きらずに油(あぶら)少し 【右丁本文】  ○瓜(うり)のたくはへやう 一/青瓜(あをうり)越瓜(あさうり)の類四ッに割(わり)塩(しほ)をぬり一日/干(ほし)て 後/新酒(しんしゆ)の樽(たる)につめはりておけば年中(ねんぢう)かは らず生(なま)のごとく也またきらずと塩とあはせ つけおくもよし  ○梅(むめ)柚(ゆ)柿(かき)梨(なし)のたくはへ様一方 一/青(あを)梅は枝葉(えだは)ともに藁(わら)にてくる〳〵とまき寒(かん) の水一升に梅酢(むめず)七合あはせ其まゝつけおくべし さて入用の時水にひたして遣ふ也/柚(ゆ)は別(べつ)に青柚(あをゆ) をすりつぶし梅酢(むめず)にてとろ〳〵となるやうに とき青柚(あをゆ)にまぶし大竹筒(おほたけのつゝ)の中へつけおく べし風味(ふうみ)少しもかはらず柿(かき)梨(なし)林檎(りんご)の類 諸(もろ〳〵)の果(くだもの)は生渋(きしぶ)にて漬(つけ)おくがよし渋(しぶ)少しも果(くだもの) 【左丁本文】 の中へしむ事なく味ひよろし  ○青小角豆(あをさゝげ)漬(つけ)やう 一/青小角豆(あをさゝげ)少し湯(ゆ)をとほし水気(みづけ)を乾(かわ)かし 粳米(うるごめ)の粃(ぬか)一升に塩三合あはせ桶(をけ)にぬか一遍(いつへん)お き小角豆(さゝげ)をならべ又/粃(ぬか)をおき段々につけ 竹皮(たけのかは)を蓋(ふた)にして其上に板(いた)のおとしふたをし 強(つよ)からぬ重石(おもし)をおく也入用の時ゆでゝ遣ふべし  ○金柑(きんかん)たくはふる法 一/麁粃(あらぬか)にまぜて壺(つぼ)にいれ口をはりおく也 入用の節(せつ)取出し跡(あと)をもとの如くすべし  ○茄子(なすび)梨(なし)を貯(たくはふ)る一方 一/秋茄子(あきなすび)を枝(えだ)少(すこ)しつけて切/其枝(そのえだ)に糸(いと)を付 内庭(うちには)の雨(あめ)のかゝらぬ所をふかく堀(ほり)て竹(たけ)をわ 【枠外丁数】百四十三