翻刻!江戸の医療と養生

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広益秘事大全 3巻. [5] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [5] - ページ 36

ページ: 36

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【右丁頭書】 入れ醬油(しやうゆ)常(つね)のごとくにして 煮(に)から壱升にかつをぶしの粉(こ)一升 山しやうの粉(こ)少し入/椎茸(しひたけ)銀杏(ぎんなん) 麩(ふ)栗(くり)の類/別(べつ)に味(あぢ)をつけて入 形(かた)にておしいだす ○白蓮根(しろれんこん) れんこんを一番(いちばん)の 白水(しろみづ)にてゆでる時/上(うへ)へ木(き)を張(はり)て 蓮(はす)のうかぬやうにすべしもし 水より上へ出れば出たる処/黒(くろ)く なるなり塩(しほ)を入べからず ○玉子餅(たまごもち) 玉子の煮(に)ぬき 丸ながら餅(もち)につゝみ雑煮(ざふに)にす 取合は時節(じせつ)に応(おう)ずべし ○茄子団子(なすびだんご) 一口(ひとくち)なすびの 揃(そろ)ひたるをへたを去て五ッ くしにさし油(あぶら)を引やきみそを つけて又やくなり 【左丁頭書】 【挿絵】 ○浪よせ たゞ芋(いも)のずいき 細(ほそ)く白(しろ)きを皮(かは)をとりて一寸 五分ほどに切/明日(あす)用るをけふ より水煮(みづに)する也にえたちて も鍋(なべ)のふたをとらず翌日(よくじつ)し ぼるに手を入る事なかれ杓子(しやくし) にてしぼるべしごまみそにやき 豆腐(とうふ)を摺(すり)こみてあへる也 【右丁本文】 たし右の茄子(なすび)をすれ合ぬやうにつるし 上におほひをかけ気(き)のすかぬやうにぬり置 べし翌年(よくねん)までもたもつ也又/青梨(あをなし)を霜(しも)の かゝらぬ前(まへ)にとり赤土(あかつち)にて厚(あつ)くぬり日に干(ほし) て雨(あめ)のかゝらざる様に庭(には)の内(うち)の砂(すな)に埋(うづ)みおく べしこれも翌年(よくねん)までたもつ也  ○干瓜(ほしうり)の仕やう 一/青(あを)き瓜(うり)を細(こま)かにきざみよき天気(てんき)にほし その後/酒(さけ)をもみつけ壺(つぼ)にいれ風(かぜ)のあたら ざるやうに口をはりおくべし春(はる)になりても 取出し水(みづ)にひたし置(おき)て用るに青(あを)くして 生瓜(なまうり)のごとし  ○青柚(あをゆ)のたくはへ様一方 【左丁本文】 一/青柚(あをゆ)の葉(は)つきを生(はえ)たる竹(たけ)をそぎ切(ぎり)にして 其中へ入れそぎたる竹の末(すゑ)をもとのごとく つぎ合せ竹(たけ)の皮(かは)にてよく巻(まき)ておけば一年を 経(へ)ても取たての如し但(たゞ)し竹は切はなさぬ様 にすればます〳〵よし  ○鰹節(かつをぶし)のたくはへやう 一/酒(さけ)をぬりておけば夏(なつ)も虫(むし)の入ることなし  ○暑中(しよちう)魚肉(うをのみ)をたくはふる法 一/蜜柑(みかん)の花(はな)をとり陰干(かげぼし)にして粉(こ)にした るを夏の比/魚肉(うをのみ)を煮(に)る時/一匕(ひとさじ)ほど入るれば 半月(はんつき)おきても損(そん)ずる事なし又/白礬(めうばん)の やきかへしを少(すこ)しばかり入て煮(に)るもよし  ○桃(もゝ)をたくはふる法 【枠外丁数】百四十四