翻刻!江戸の医療と養生

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広益秘事大全 3巻. [5] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [5] - ページ 6

ページ: 6

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【右丁頭書】 たるは白色(しろいろ)なる魚肉(うをのみ)と取合よし いづれもゆでゝあくを出し用ゆ ○蕗(ふき) 汁はからしなど入てよし もろこ【みヵ】の汁に殊によろし又/煮〆(にしめ) て焼豆腐(やきとうふ)竹子(たけのこ)などゝ同しく用ゆ ひたしものあへものにもよし葉(は)を すらぬ焼(やき)みそにてあへるをほろあへ といひて面白(おもしろ)きもの也 ○わけ葱(ぎ) ゆでゝ酢(す)みそあへに にし貝(かひ)のむき身(み)飯(いひ)だこ鯨(くじら)のせんじ がらなど用ゆる常(つね)のことなり 精進(しやうじん)は油(あぶら)あげを入てよし ○蕨(わらび) 汁からし吸口(すひくち)油あげと 煮(に)てよろし又あぶらづよき魚(うを) と同しく煮(に)たるもよしひたしもの にしても用ゆべし ○若牛蒡(わかごばう) にしめて用ゆ或(あるひ)は 【左丁頭書】 ゆでゝ酢(す)しやうゆをかけ用ゆ 又/葉(は)のぢくをにしめてもよし ○葉(は)にんじん ひたし物/胡麻(ごま)けし などかけてよし上品(じやうひん)なり ○かいわり菜(な) 大根(だいこん)のかいわり 殊(こと)によろし汁にして唐(たう)からしの 吸口(すひくち)よしあさき魚(うを)ととり合せて 大によし油上(あぶらあげ)かつをなどにて平(ひら)に 用るも上品なりひたし物にも 少々は用ゆまびき菜(な)も同じ但(たゞし) のび過(すぎ)るほど下品となる也 ○平豆(ひらまめ) 胡麻(ごま)あへ白(しら)あへ共(とも)に よろしにしめにもすべし平(ひら)の取 あはせにも上品なり実(み)の入/過(すぎ)た るはうまけれども品(しな)おとれり ○さや豆 そら豆(まめ)をさやなりに 煮(に)て用ゆあへものにしめなどによし 【右丁本文】 すべし又つぎたる砧(だい)の切口(きりくち)に蠟(らう)をぬりておくべし 水をはぢきて朽(くち)ぬため也/墨(すみ)をぬるもよし扨 接(つぎ)やうは梢(ほ)は大根(だいこん)の切口(きりくち)にさし《割書:此法/遠(とほ)き所へほを|持ちかへるに甚よし》或は 水にいけ置/砧樹(だいき)を切その切口の鋸目(のこぎりめ)を小刀(こがたな)にて よくけづり暫(しばら)くしてつぐべし《割書:これは木口(こぐち)の水気(みづけ)を|さりてつぐ也木によるべし》さて 砧(たい)の木口(こぐち)を心(しん)と皮(かは)との間を小刀(こがたな)にて竪(たて)に一寸ほど けづる様にへぐ也/加減(かげん)尤(もつとも)大事也/心(しん)へふかく削(けづ)りこめば つかぬもの也其時は又/他(た)の所(ところ)を削(けづ)り直(なほ)すべし さて梢(ほ)さきを二寸余に切/片々(かた〳〵)の皮(かは)を心(しん)にかゝらぬ やうに竪(たて)にけづり其まゝ口に含(ふく)む也/砧(だい)のけづりめ と同し寸にけづる也/外(そと)の方をはすに切すてゝけづりめ の方を砧(だい)の心(しん)にあてゝ挿(さしはさ)みその上を打わらか麻(を) にてほの動(うご)かぬやうにまくべし柿(かき)梅(むめ)などかたき木は 【左丁本文】 【挿絵】 【枠外丁数】百十四