翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

漂舶紀聞 - 翻刻

漂舶紀聞 - ページ 35

ページ: 35

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【右側】  相増度頻に希相待申候 一と新ゼーラント《割書:国|名》の国民との確執は今に相停  不申候同所に増し勢を差送り申候右に付土地を退け  いたし候軍卒に相渡其地家族を遷し候儀を企候由  噂有之候 一ロンドン《割書:ヱケレス国の|都府》より東印度へ蒸気船にての渡海は  シンカホーン《割書:地|名》ヤーフハ《割書:同|上》テイモル《割書:同|上》ホルトヱスセンクトン《割書:同|上》トルレス  スタラート《割書:同|上》ネウカストレ《割書:同|上》シテイレイ《割書:同|上》を経候事も有之  又或はゼイロン《割書:地|名》よりスワンフヱル《割書:地|名》ボルトアデヲイテ《割書:同|上》等 【左側】  へ継き候様成行候得は最早速にアウスタリーにおよほし  可申候然る処シユヱス《割書:地中海と北紅海と|相接する峡の名》を堀切り大船の通路  を開き候はゝ甚弁利に有之候此業を当時ヱケレス国  フランス国并オーステンレイキ《割書:国|名》にて目論居候由に御座候  ヱケイフテ国中於て原野に水を灌候ためネイル川を填  築いたし候業を専ら出精いたし居申候シヘリト国中就中  ウーラル河の水筋に於て当時許多の金を掘出し申候  其高千八百四十六年《割書:弘化三年|午に当ル》二万八千四百廿五ネード  ルホント《割書:一本に日本一斤|六合七勺余に当ル》に相成申候