翻刻
【右側】
一フランス人とアルゲリイ《割書:地|名》 ヱミルアブトヱルガドル《割書:人|名》との争乱
今に鎮り不申候尤同人共の勢余程衰へ申候
□ヱミルアブトヱルガドルはフランス国の領地を去り僅
の随従と荒野に走り申候
一ヱゲイブテ《割書:国|名》の執政メヘツトアーリリー《割書:人|名》の嫡子イブラゼム
ハーカー職の者ハレイス《割書:フランス国|の都府》并ロンドン《割書:ヱケレス国|の都府》に見舞
候処両所にて懇意に取扱申候
一フユーニス《割書:国|名》の国主もフランス国に見舞候処右同様に
取扱申候
【左側】
一フランス国の星学家レフエルリール《割書:人|名》曜星を新に見出し
其星をネブテユニユと唱へ申候
一ドイツ国の医学家ボツツセル《割書:人|名》スコンベイン《割書:人|名》綿にスワー
フルシユール《割書:硫黄|酸》を濡し放発の勢を保候工夫を発明いたし候
此綿少小銃に込め放ち候へは其力塩硝を込め発し
候勢と同様に有之候
一アメリカ州に於てスワーフルアヱツトル《割書:薬|種》を以て人体を痿
し候工夫を発明いたし候此薬種にて如何程厳き療
治請候とも痛を触れ不申候此法欧羅巴印度へも