翻刻!江戸の医療と養生

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広益秘事大全 3巻. [1] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [1] - ページ 21

ページ: 21

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【右丁頭書】 却(かへつ)て害(がい)となる事多し此(この)巻(まき)の 末(すゑ)に飲食(いんしよく)の事を出すが故に 聊(いさゝか)そのあらましを余紙(よし)に記(しる)し て老人(らうじん)小児(せうに)などの為(ため)にす ○凡(およそ)常(つね)の飲食(いんしよく)は淡味(たんみ)なる野(や) 菜(さい)の類(るい)を用ひて養(やしな)ふべし貴(き) 賤(せん)となく老少(らうせう)となく唯(たゞ)身命(しんめい) を養(やしな)ふものぞといふ事を忘(わす)れ ず飢(うゑ)ざるを限(かぎり)として止(やむ)べし美味(びみ) を好(この)み魚鳥(ぎよてう)酒餅(しゆへい)を大食(たいしよく)し 手足(てあし)をはたらかざれば病(やまひ)多く して必(かならす)短命(たんめい)なりされども脾胃(ひゐ) よわき人はをり〳〵魚鳥(ぎよてう)を用ひて そのよわきを助(たす)くべし一度(いちど)に多 く食(しよく)すべからず ○血気(けつき)盛(さかん)なる人/魚鳥(きよてう)酒餅(しゆへい)を 飽(あく)まで食(くら)ひ酒(さけ)を過飲(くわいん)すれば 【左丁頭書】 脾胃(ひゐ)を充満(じうまん)せしめ皮肉(ひにく)もこえ ふとるをよき事のやうに思へども 養生(やうじやう)の道(みち)には大にわろしたとへば 肥(こえ)たる地(ぢ)に糞汁(ふんじう)を沃(そゝ)ぎ過(すぐ)れば 草木(さうもく)のたけのび枝葉(えだは)盛(さかん)なれ ども却(かへつ)て根入(ねいり)あさく風雨(ふうう)に 堪(たへ)ず実(み)を結(むす)ぶ事も少(すくな)きが如し 魚(うを)鳥(とり)酒(さけ)の精(せい)にてこやし過(すぐ)れば 【挿絵】 【右丁本文】 一 山椒(さんしやう)を漬(つけ)る法        百卅八丁 一 蜜柑(みかん)を夏まで貯(たくは)ふる法 一 梨子(なし)をたくはふる法 一 柿子(かき)をたくはふる法 一 松茸(まつたけ)のたくはへやう      百卅九丁 一 青柚(あをゆ)のたくはへやう 一 塩辛(しほから)の味(あぢ)かはらざる法     百四十丁 一 筍(たけのこ)を貯(たくは)ふる法 一 鳥肉(とりのみ)を久(ひさ)しく貯(たくはふ)る法 一 林檎(りんご)をたくはふる法 一 冬瓜(かもうり)をたくはふる法      百四十一丁 一 牛蒡(ごばう)山葵(わさび)土筆(つく〴〵し)など貯る法 一 蓴菜(じゆんさい)海松(みる)をたくはふる法 【左丁本文】 一 葡萄(ぶどう)のたくはへやう 一 甜瓜(まぐはうり)を貯(たくは)ふる法 一 蕨(わらび)をたくはふる法       百四十二丁 一 瓜(うり)のたくはへやう 一 梅(むめ)柚(ゆ)柿(かき)梨(なし)のたくはへ様一方 一 青小角豆(あをさゝげ)の漬(つけ)やう       百四十三丁 一 金柑(きんかん)をたくはふる法 一 茄子(なすび)梨子(なし)を貯ふる法 一 干瓜(ほしうり)の仕やう 一 青柚(あをゆ)のたくはへ様一方 一 鰹節(かつをぶし)のたくはへやう      百四十四丁 一 暑中(しよちう)魚肉(うをのみ)をたくはふる法 一 桃(もゝ)をたくはふる法 【枠外丁数】目十八