翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広益秘事大全 3巻. [1] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [1] - ページ 22

ページ: 22

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【右丁頭書】 痰火(たんくわ)逆上(ぎやくじやう)し中風(ちうぶ)癰疽(ようそ)下血(げけつ) 痔漏(ぢろう)等の難症(なんしやう)となる事/必(ひつ)せり さればとて又/性(せい)虚弱(きよじやく)なる人は さやうにばかりもなりがたしたとへば 痩地(やせち)にこやしなくては草木(さうもく)も おひたゝずちゞみて枯(かれ)ゆくが如く なればほど〳〵に魚鳥(きよてう)を食(しよく)して その弱(よわ)きを補(をきな)ふべし俗人(ぞくじん)は養生(やうじやう) とさへいへばたゞ魚(うを)鳥(とり)の類(るい)を食(くは) ぬことゝのみ覚(おほ)えたるはさる事な がら又/一偏(いつへん)なる事也 ○人々/好物(こうぶつ)【「う」不鮮明】とて愛(あい)する物あり その一種をのみ朝夕(あさゆふ)にくらひて 数日(すじつ)止(やむ)る事なきは末(すゑ)に至りて 病(やまひ)を生ずべし菜(さい)肉(にく)ともに偏食(へんしよく) なきをよしとす ○味噌(みそ)醬油(しやうゆ)酢(す)酒(さけ)の類(るい)は古(ふる)きを 【左丁頭書】 用ゆべし新(あたら)【「ら」重複に気付き止めたヵ】らしきは湿熱(しつねつ)生じやす く痰飲(たんいん)犯(おか)し易(やす)し ○諸書(しよ〳〵)に能(のう)をいへる食物(しよくもつ)も生冷(せいれい) の物は毒(どく)となる事/多(おほ)しさればとて 余(あま)りに熱(ねつ)せしめて食(くら)ふもよからず よく熟(じゆく)したるを少しさまして食(くら)ふ べし鮓(すし)鱠(なます)の類は病人(びやうにん)には用捨(ようしや) あるべし ○甚(はなはだ)飢渴(きかつ)するを堪忍(たへしの)ぶべからず 脾胃(ひゐ)虚(きよ)して気(き)を損(そん)ず寒暑(かんしよ)の 時は殊更(ことさら)に用心すべし旅中(りよちう)など は殊に心をつけて飢渇(きかつ)すまじ きなりすべて寒中(かんちう)土用中(どようちう)など は食物(しよくもつ)をえらびよきほとに食(くら)ひて 身(み)を養(やしな)ふをよしとす老人(らうじん)小児(せうに) 病人(びやうにん)などは別(べつ)して心(こゝろ)を尽(つく)して氷(こほ)り たる物/臭(くさ)れたる物を食(くら)ふべからず 【右丁本文】 一 大根(だいこん)をたくはふる法 一 栗(くり)を貯(たくは)ふる法         百四十五丁 一 餅(もち)を久(ひさ)しく貯ふる法 一 霜柿(つるしがき)をたくはふる法 一 万年浅漬(まんねんあさつけ)の方 一 栗(くり)のたくはへやう一方 一 蕃椒(たうからし)のたくはへやう     百四十六丁 一 紅生姜(べにしやうが)のつけやう 一 柑子(かうじ)をたくはふる法 一 初茸(はつたけ)の漬(つけ)やう 一 塩(しほ)ぬきの法          百四十七丁 一 梅干(むめぼし)の法 一 梅(むめ)びしほの方 【左丁本文】 一 煎梅(いりむめ)の方 一 あちやら漬(づけ)の方        百四十八丁 一 南蛮漬(なんばんづけ)の方 一 金山寺味噌(きんざんじみそ)の方 一 柚(ゆ)びしほの方         百四十九丁 一 ひしほの方 一 柚(ゆ)べしの方 一 越瓜(しろうり)を青(あを)きながら貯(たくはふ)る法 一 奈良漬(ならづけ)の方          百五十丁 一 丸山(まるやま)びしほの方 一 白柿(つるしがき)の貯(たくは)へやう《割書:|并(ならびに)》あはせ柿(がき)の法 【枠外丁数】一