翻刻
【右丁頭書】
【挿絵】
【赤角印 帝國圖書館蔵】
【左丁頭書】
【挿絵】
【右丁本文】
《題:《割書:民家(みんか)|日用(にちよう)》広益秘事大全(くわうえきひじだいぜん)巻上(まきのじやう)》
奇巧妙術類第一【四角囲み】
○書物(しよもつ)を虫(むし)のはまざる法
一 書物(しよもつ)の間々(あひ〳〵)へ朝㒵(あさがほ)の葉(は)または実(み)を紙(かみ)に
つゝみて入(い)れおくべし此方(このはう)すぐれてよし
○書物(しよもつ)の潮(しほ)につかりたるを直(なほ)す法
一大なる桶類(をけるい)に水をいれ塩(しほ)を少し加(くは)へて
書物(しよもつ)の表紙(ひやうし)をはづして水に浸(ひた)ししづかに
潮(うしほ)をあらひ出して板(いた)にて上下(うへした)よりつよく
はさみ押(おし)をかけおき其後(そのゝち)にほすべし干(ひ)
【左丁本文】
たる時/打盤(うちばん)にてむらなくうてば皺(しは)おのづから
のびてもとのごとし
○水草(みづくさ)を久しく活(いけ)おく法
一/蓮(はちす)河骨(かうほね)沢桔梗(さはぎきやう)などの水草(みづくさ)を活(いけ)んと
おもはゞ先(まづ)糸(いと)にて根(ね)をくゝり其下より
切るべし水をふくみて久しくしをれず
二三日にしてしぼむ花(はな)も十余日(じうよじつ)はたもつ
べきなり
○銀箔(ぎんはく)の色(いろ)かはらぬ押(おし)やう
一/銀箔(ぎんはく)をおしたる上に礬水(どうさ)をうすく引
べし久しくさびず
○毛(け)の類(るい)を染(そむ)る法
一/馬(むま)の毛(け)を早稲藁(わせわら)の灰汁(あく)にてよくあらひ
【枠外丁数】二