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【右丁頭書】
心易(しんえき)星宿(せいしゆく)占卜(うらなひ)類(るい) 【四角囲み】
凡(およそ)卜占(うらなひ)は事(こと)を行(おこな)はんとする
時に疑(うたがは)しき事ありて決断(けつだん)
しがたきを吉凶(きつきよう)を考(かんが)へて
決断(けつだん)する時に用ゆる事なり
されば身(み)を清(きよ)め心(こゝろ)を浄(きよ)め
て慎(つゝし)みて天地(てんち)の神明(しんめい)を拝(はい)
し奉り又おの〳〵信(しん)ずる処の
神仏(かみほとけ)などへ深(ふか)く祈誓(きせい)して
其/神託(しんたく)を承(うけたまは)り奉るやうに
すべき事なりされば一時(いちじ)の
慰(なぐさ)みなどにするものには非(あら)ず
また悪(わろ)き事のあればとて
幾度(いくたび)も占(うらな)ひ直(なほ)しなどする
ときは倍(ます〳〵)疑(うたが)ひをかさねて
【左丁頭書】
惑(まど)ふべきなればたゞ一度に
てさてやむべしさて占筮者(うらなひじや)の
専(もつは)ら用るは周易(しうえき)の六十四/卦(くは)にて
する事なれどそれは甚(はなはだ)大造(たいそう)
なる事にてよく小冊(せうさつ)に尽す
事にあらずされば唯(たゞ)昔(むかし)より
有来りたる簡易(かんい)【左ルビ ヤスイ】なる法を
こゝに挙(あげ)て民家(みんか)日用の一助(いちじよ)
とす簡易(かんい)なればとてその
占文(うらかた)のあたらぬといふ事はなき
ものなればよく〳〵其身(そのみ)の上其
事に引あてゝ考(かんが)へ見るべし
さて又/卜(うらな)ひたる処に大小わろき
事ありともさのみおどろくへから
ずよき事ばかりありとも又さ
のみ喜(よろこ)ぶべからず畢意(ひつきよう)は銘(めい)々
善悪(ぜんあく)のおこなひに仍(より)て善(よき)も
【右丁本文】
米泔汁(しろみづ)に三日ほど漬(つけ)おき水にてよく洗(あら)ひ
日にほして後/染(そむ)べし染汁(そめしる)は蘇木(すはう)百目/肥松(こえまつ)
十匁/熊笹(くまざゝ)の葉(は)十/枚(まい)入(いれ)よく煎(せん)じ塩(しほ)十匁/醋(す)
少くはへぬる湯(ゆ)かげんにして染(そむ)べし熱(あつ)きは悪(わろ)し
但(たゞし)二日ほどつけ置/取出(とりいだ)し色(いろ)あひを見日に
よくほし三日ほど過(すぎ)て水にてさら〳〵と洗(あら)
ふべし青(あを)く染るには緑青(ろくしやう)を醋(す)にてとき少し
せんじ底(そこ)にゐつかざるやうにかきまはし少し
さまして染(そむ)べし牛(うし)の毛(け)尤(もつとも)よくそまる
○銅器(どうき)のさびたるを洗(あら)はずして落す法
一 唐金(からかね)銅(あかゞね)の道具(だうぐ)器物(うつはもの)の金物(かなもの)さびたるはその
さびたる処へ米粘(こめのり)のつよきをつけ紙(かみ)にてはり
日にほして乾(かわ)かし置そのゝち紙(かみ)をとるべしさび
【左丁本文】
粘(のり)にうつりて残(のこ)らずおつる也
○暑中(しよちう)食物(しよくもの)の貯(たくは)へやう
一 夏(なつ)の比(ころ)煮(に)たる物をたくはふるには番椒(たうがらし)をそ
の食物(しよくもつ)の上におくべし臭気(しうき)【左ルビ クサミ】つかず
【挿絵】
【枠外丁数】三