翻刻!江戸の医療と養生

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広益秘事大全 3巻. [1] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [1] - ページ 25

ページ: 25

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【右丁頭書】 悪(あし)きとなり凶(あし)きもよくなる 事あれば唯(たゞ)ふかく慎(つゝし)みて信心(しん〴〵) して怠(おこた)るべからず然(しか)らばたとひ 凶(あし)き卦(け)に中りたるも吉くなる べき事/疑(うたが)ひなし  ○八卦(はつけ)のくりやう 八卦のくりやう色々ありといへ ども道具(たうぐ)のなき所にては心易(しんえき)の 法をよしとすその見やうは先(まづ) 占(うらな)はんとする時の年月(としつき)日時(ひとき)の すべての数(かす)を合せて八にて払(はら)ひ その残(のこ)る数を卦(け)の数にあてゝ 見るなりたとへば子(ね)の年二月 十五日六ッ時に占(うらな)ふならば子の 年一ッ《割書:年はえとの数にて|子一ッ丑二ッと定むべし》二月二ッ 十五日十五六ッ時六ッ合せて廿 【左丁頭書】 四あるを三八(さんはち)二十四とする時は一ッ あまる是/乾(けん)の卦(け)なりとしるべし 八の数に余(あまり)なきは坤(こん)の卦(け)なり扨 その卦(け)の下にて其(その)占(うらな)ふ事をくり 出して見るべし八卦(はつけ)の名は次(つぎ)にいふが                ごとし 【挿絵】 【右丁本文】  ○新(あたら)しき刃物(はもの)を古(ふる)びさする法 一 新(あたら)しき小刀(こがたな)の表(おもて)に鼠(ねずみ)の糞(ふん)をぬり醋(す)を入 たる桶(をけ)のうへにわたし一夜(いちや)醋(す)の気(き)をうけし めて後/削(けづ)りされば古刀(こたう)のごとし  ○錫(すゞ)の器(うつは)くもりたるを磨(みが)く法 一 錫(すゞ)の道具(だうぐ)くもりたるは砥(と)の粉(こ)又/石灰(いしばひ)にて みがくべし又/古(ふる)き木綿(もめん)ぎれにてみがくもよし  ○器物(うつはもの)のわれたるを跡(あと)なくつぐ法 一 塗物(ぬりもの)の木具(きぐ)又は磁器(やきもの)にてもわれたるをつ ぐには汞粉(はらや)を小麦(こむぎ)の粉(こ)にくはへ鶏卵(たまご)の白(しろ)み にてねり合せてつぐべし跡(あと)なくして永(なが)く はなれず  ○瓦石(ぐわせき)の類(るい)継(つぎ)てはなれざる法 【左丁本文】 一 楡(にれ)の木の白皮(しらかは)をとり湿(しめ)し搗(つき)て糊(のり)の如く なし石瓦(いしかはら)のたぐひをつげばきはめて強(つよ)く してはなれず硯石(すゞりいし)石灯籠(いしどうろ)などをつぐ にも甚(はなはゞ)よろし  ○漆(うるし)ぬり物かけたるを繕(つくろ)ふ法  一 古(ふる)き布(ぬの)ぎれを細(こま)かに剉(きざ)み漆(うるし)によくまぜ合 せたるを以てつぎ合せよく乾(かわ)きたる時/継(つぎ) 目(め)より出たる漆(うるし)を小刀にてこそげ取こくそを かひ又/乾(かわか)して木賊(とくさ)にてみがきその上を漆(うるし)に てぬるべし色(いろ)は好(このみ)にしたがひ漆にあはせて ぬるなり  ○青梅(あをむめ)を久しく貯(たくは)ふる法 一 青梅(あをむめ)の枝(えだ)を折(をり)葉(は)も実(み)も藁(わら)にてぐる〳〵  【枠外丁数】四