翻刻
【右丁頭書】
べし。日天あみだ八幡のと
がめ。四足(しそく)のたゝり。女の生(いき)れう
○夢見(ゆめみ)は水へん。老人。盗人。
大郡。高き処。こはゝすみやか
なる者也。四足の物。おそろしき
体なるべし
㊁ 兌(だ)
○見物は金物。かけたる器(うつは)物。
小女。魚。鳥。穴虫(けつちう)のるい也○聞
事は実なる事。喜悦(きえつ)なる事。
口舌。兄弟。下人。女の事也。
○得物はあり。金物。書物。器
物。欠(かげ)たる物。色白きもの○
待人は酉の日か二四九の日来る。
にしより来る。○怪事(けじ)は鶏(にはとり)
のよひ鳴。鳥(とり)家内(いへのうち)へとび入か。
【左丁頭書】
虫のわく事。○失物はなし。
然れども丑寅の方の女が取ば
半分は有べし。印判。書物。
脇ざし。小刀。衣物。つかひ道具。
○願事は半吉なり。兄弟か。
妻かさては口(くち)の芸(げい)。手をかく
事か。三ヶ月/不動(ふどう)に立願(りうぐわん)して吉
○出行は病事あり。商(あきな)ひは悪し。
西のかたへゆくはよし○病事は
大病なり。長びくべし。鼻(はな)を
すゝりしはぶきして息(いき)急(きう)にむね
くるしき病。三ヶ月/不動(ふどう)の咎(とがめ)。
欲(よく)とくに付て出家山伏下人
の死りやうつるぎの霊ありと
しるべし○夢事は本尊。
山伏。水辺。沢辺。鳥。さては
人のかたより物をもらひて悦ぶ
【右丁本文】
【挿絵】
合にねる也/油(あふら)は胡麻(ごま)より白絞(しらしぼ)りのかた光沢(つや)を
出してよろし石膏(せきかう)は細(こま)かなるをよしとす唐(から)のは
いよ〳〵よしこれは油のかたまりよきゆゑなり
ねり様(やう)は石膏(せきかう)を鉢(はち)にいれ蠟(らう)と油(あぶら)とをよく
たき其中へ少し入かきまはしおきかたまる時分(じぶん)は
鉢(はち)のふち目(め)はなれする時あとより又/蠟(らう)と油の
【左丁本文】
たきたるをいれよくさましおく也
○花(はな)の露(つゆ)方
一にほひ油(あぶら)一合に生蠟(きらう)五匁/竜脳(りうのう)一分入て
ねる也/蠟(らう)に時候(じこう)の加減(かげん)あるべし
○褐色(ちやいろ)の無地(むぢ)に紋所(もんどころ)付る法
一 褐色(ちやいろ)の衣服(いふく)紋(もん)なきに紋(もん)を付んとおもはゞ
その紋所(もんどころ)たけ橙実(だい〳〵)のしぼり汁をつけて
乾(かわか)すればその所たけ白地(しらぢ)となるをよく〳〵
つくろひて上絵(うはゑ)をかくべし
○角類(つのるい)を染(そむ)る法
一 磁器(やきもの)にて小むぎの醋(す)にて紅(べに)をとき紅(べに)一匁
に生塩硝(しやうえんせう)五分入れ炭火(すみび)にかけ紅(べに)烹(にえ)あがり
たる時/象牙(ざうげ)或は鹿角(ろくかく)馬骨(ばこつ)鯨(くぢら)の白骨(しらほね)の類
【枠外丁数】六