翻刻!江戸の医療と養生

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広益秘事大全 3巻. [1] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [1] - ページ 29

ページ: 29

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【右丁頭書】 明らかなるうつたへなるべし○ 病事は目のやまひ。心の病ひ。 上焦(じやうせう)ねつ病。舌。口びる。夏の 卜(うらな)ひならば伏暑(ふくしよ)といふべし。壬 癸又亥子の日をつゝしむべし。 観音(くわんおん)廿三夜の月を信心す べし○夢は中女。火事。 血の類。葬礼(さうれい)。牛馬。けんくわ 口論。旅の心かさては狐(きつね)など の住やしろへ参詣(さんけい)のこゝろか。 苦(にが)きものを食ふ類 ㊃ 震(しん) ○見物は長男(ちやうなん)。児(ちご)。医者(いしや)出家 堂寺(だうじ)。茶酒。小鳥。蛇(へび)。いそ がしき市○得物はあり。半吉。 書。けさ衣。米。草木の類。 【左丁頭書】 ○待人は二人か四人か八人か三 人かなり。東より来る。卯(う)の日 きたる。○怪事は竜蛇(りうじや)。光(ひかり)物。 諸鳥。いづれも鳴物なり。雷(かみなり) 木(き)折(をる)事か○失物はなし。人の ぬすみし也つよくせんさくすれば 出るなり。東(ひがし)の方木の下をみる べし。書物。丸きもの。衣類。 茶酒の道具也。○願事は吉。 身上かへたき心か。出家は堂塔(たうとう) を建立(こんりう)の望みか○出行はあき なひにゆくは半吉也。当(あて)にして ゆく事のかはる心あり○沙汰詫 言は半吉也。あつかひ人の心 かはりて驚く事あれども吉 なり。公事(くじ)は健(すくやか)なり○病は 肝(かん)の臓(ざう)の病。足のやまひ。 【右丁本文】 らぎて垢(よごれ)落(おつ)る也又/革類(かはるい)水につかりてこはく なりたるには酒(さけ)を革(かは)のしめりわたるほど 吹(ふき)かけ畳(たゝみ)の下に敷(しき)つけおき乾(かわ)きたるとき 取出しよくもむべし和(やは)らかになるなり  ○庖丁(はうてう)のなまぐさきを去(さ)る法 【挿絵】 【左丁本文】 一 庖丁(はうてう)のなまぐさきは生姜(しやうが)の葉にてよく するべし腥気(なまくさけ)さつそくに去る  ○糊(のり)にて張(はり)たる物を鼠(ねずみ)の喰(くは)ざる法 一 粘(のり)の中へこんにやく玉を少し加(くは)へてはれば 鼠(ねずみ)くはず又/竈(かま)の灰(はひ)をまぜるもよし  ○衣服(いふく)あぶら垢(あか)おとしやう 一 衣服(きもの)のあぶらあかは飯(めし)を包(つゝ)み水にてもみ つけあらふべし其後(そのゝち)清水(せいすい)にてあらひおとせ ばよくおつる事妙也  ○旅中(りよちう)などにて寒気(かんき)をふせぐふとん   のこしらへやう 一 藁(わら)のはかまをよくやはらげて蒲団(ふとん)の中へ 入おけば一枚(いちまい)にても寒気(かんき)をふせぐへし又/白鳥(はくちやう)  【枠外丁数】八