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広益秘事大全 3巻. [1] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [1] - ページ 35

ページ: 35

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【右丁頭書】 【挿絵】 年(とし)と見て下に記(しる)すところの 星(ほし)の下(した)に引合せて見るべし ●第一/羅睺星(らこうせい) この星(ほし)にあたる年は大にわろし 万事(ばんじ)信心(しん〴〵)すべし信心とはたゞ 神仏(かみほとけ)にいのる事のみならず心(こゝろ)に 信(まこと)ありて嘘(うそ)をつかず物を貪(むさぼ)らず 【左丁頭書】 よろづ慎(つゝし)みて上(かみ)をうやまひ 下(しも)をあはれみさて神仏(かみほとけ)を尊(たふと)み て災難(さいなん)を遁(のが)れさせ給へといのる也 信(しん)あれば万(よろつ)の難(なん)をのかるべしもし 不信心(ふしん〴〵)なれば正四五月に病有 病(やまひ)なければ損(そん)をするか口舌(くぜつ)ごと有 六七月に盗(ぬす)人に逢(あ)ふ十一月に 出行(しゆつかう)すれば口舌(くぜつ)ありて金銀(きん〴〵)田(でん) 宅(たく)を失ふ事ありつゝしむべし 羅(ら)計(けい)火(くわ)の三星(さんせい)とて九曜(くよう)中 にての悪(あく)星なり来年(らいねん)羅睺(らこう)に あたればはや今年(ことし)よりあしき ほど也/故(ゆへ)に羅睺(らこう)の前年(ぜんねん)とも いふ事ありつゝしむべし   星(ほし)の黒(くろ)きは皆(みな)あしきしるし也   白(しろ)きは吉(きち)なり半黒(はんこく)半白(はんはく)は   半吉也なぞらへてしるべし 【右丁本文】  ○鯉(こひ)の死(しな)んとするを活(いか)す法 一 生(いき)たる鯉(こひ)を遠方(えんはう)へ贈(おく)る時もし死(しな)んとせば 蒜(にゝく)のしぼり汁(しる)を口にそゝぐへし忽(たちま)ち活る也 また鯉(こひ)のあがりたるに挽茶(ひきちや)をかけておけば損(そん) ずる事なし  ○練珊瑚珠(ねりさんごしゆ)の製(せい)法 一 象牙(ざうげ)の粉(こ)を羽二重(はぶたへ)の絹(きぬ)ぶるひにてふるひた るを三匁/天草砥(あまくさと)の粉(こ)を壱匁/光明朱(くわうめうしゆ)三匁 辰砂(しんしや)三匁いづれもよく和合(まぜあは)せ極(ごく)上の晶膠(すきにかは)を うすくたき海蘿(ふのり)のたきたると等分(とうふん)にあはせ 右の篩(ふるひ)にてこし其/汁(しる)にて粉を練(ねり)合せ緒〆(をじめ) によきほとに丸(まる)め柳(やなぎの)木(き)を細く紐とほしの太(ふと) さに丸く削(けづ)り胡桃(くるみ)の油をつけ右の練玉(ねりたま)を 【左丁本文】 突(つき)さし五十日ほど乾(かわか)し置て後(のち)しめしたる 木賊(とくさ)にて磨(みが)きその上を椋(むく)の葉(は)にてみがき 掌(て)の中(うち)にてまろめるやうにしてみがけは透(すき)と ほるやうに艶(つや)よくなる阿媽港(あまかは)薄色(うすいろ)本珊瑚(ほんさんご)に まがふ尤(もつとも)秘伝(ひでん)なり  ○小鮒(こぶな)の鱗(うろこ)をとる法 一小鮒をいかほでにても雷盆(すりばち)へいれその中へ 篠(さゝ)の葉(は)を入てもめば悉(こと〴〵)く落る也  ○小池(こいけ)の魚(うを)に鼬(いたち)の付たるを避(さく)る方 一 瓢簞(ひやうたん)を釣(つり)おくべし再(ふたゝ)び来らず  ○道(みち)に迷(まよ)ひたる時/方角(はうがく)を知(し)る法 一 旅(たび)にて山路(やまみち)にまよひたる時は水(みづ)の流(ながれ)に随(したが)ひ て下(くだ)るべし必(かなら)ず道に出る也/野径(のみち)に迷(まよ)ひたる時は  【枠外丁数】十四