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【右丁頭書】
◑第二/土曜星(どようせい)
この星にあたる年は吉にして
売買に利得(りとく)おほしもし不信心
なれば正四五六七月に住所(ぢうしよ)屋(や)
敷(しき)にはなるゝ事あるか病損の
憂(うれへ)来るなり公事(くじ)沙汰(さた)すれば
宝(たから)をうしなふ又/父母(ふぼ)妻子(さいし)に
気(き)づかひあり奉公人は牢々(らう〳〵)
する事有べし又川をわたりて
災難(さいなん)あり中にも三六九月を
つゝしむべし
◑第三/水曜星(すいようせい)
此星にあたる年は信心すれば
宝(たから)を得(う)人のすゝめに依(よつ)て悦(よろこ)び
にあふ百姓(ひやくしやう)は田地(でんち)を得(う)るかその
年の耕作(こうさく)に利(り)あるか也/商人(あきんど)は
売買(ばい〳〵)に利あり遠(とほ)くゆきては
【左丁頭書】
富貴(ふうき)になる不信心なれば淫(いん)
乱(らん)によりて口舌(くせつ)あり秋冬を
つゝしむべし又/海川(うみかは)を慎(つゝし)むべし
水損(すいそん)にあふ年なり
◐第四/金曜(きんよう)星
このほしに当る年は信心(しん〴〵)なれば
万事/成就(じやうじゆ)して売買(ばい〳〵)にも耕作(かうさく)
にも利ありて福(ふく)来る也もし
不信心なる人はわざはひありて
口舌おこる金物(かなもの)にて命(いのち)を失ふ
事あり七八九十月に金物の損(そん)
あるか病か口舌かありて夫妻(ふさい)子(こ)
にたゝること有又/父母(ふぼ)主(しう)にはな
るゝか目をわづらふか也よく〳〵
つゝしむべし
〇第五/日曜(にちよう)星
此星にあたる年は福徳(ふくとく)をおこし
【右丁本文】
【挿絵】
沢瀉(おもだか)をもとめて葉(は)の向(むき)たる方をさして行(ゆく)べし
沢瀉(おもだか)は人ぢかき方へむかふ物なり
○井(ゐ)を掘(ほる)とき水ある地を知る法
一井をほらんと思ふ時は夜気(やき)晴明(せいめい)なる時/桶(をけ)盥(たらひ)
の類に水をいくつも入て井(ゐ)を掘(ほら)んと思ふ辺(あたり)に
【左丁本文】
ならべおきいづれの水に星(ほし)の光(ひかり)大に明(あき)らかに
うつるぞと見てその所をほれば必(かなら)ずよき水
出(いづ)るものなり
○小鳥(ことり)の病(やまひ)を治する法
一 小鳥(ことり)のわづらふときは螻蛄(けら)を取て餌(ゑ)とすれ
ばすなはち活る又/番椒水(とうがらしみづ)もよろし
○雀(すゞめ)を飼(かひ)て白くする法
一 雀(すゞめ)の子(こ)殻(から)を出ていまだ羽(はね)あがらざる時/蜜(みつ)を
飯(めし)に交(まじ)へて飼(かへ)ば白雀(しろすゞめ)となる
○金魚(きんぎよ)の死を活(いか)す法
一三七のしぼり汁を飲(のま)しむべし活(いく)ること妙也
○藍染(あゐぞめ)のおとしやう
一 衣服(いふく)の藍(あゐ)を落(おと)すには豆腐(とうふ)からを釜(かま)へ入
【枠外丁数】十五