翻刻!江戸の医療と養生

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広益秘事大全 3巻. [1] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [1] - ページ 36

ページ: 36

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【右丁頭書】 ◑第二/土曜星(どようせい) この星にあたる年は吉にして 売買に利得(りとく)おほしもし不信心 なれば正四五六七月に住所(ぢうしよ)屋(や) 敷(しき)にはなるゝ事あるか病損の 憂(うれへ)来るなり公事(くじ)沙汰(さた)すれば 宝(たから)をうしなふ又/父母(ふぼ)妻子(さいし)に 気(き)づかひあり奉公人は牢々(らう〳〵) する事有べし又川をわたりて 災難(さいなん)あり中にも三六九月を つゝしむべし ◑第三/水曜星(すいようせい) 此星にあたる年は信心すれば 宝(たから)を得(う)人のすゝめに依(よつ)て悦(よろこ)び にあふ百姓(ひやくしやう)は田地(でんち)を得(う)るかその 年の耕作(こうさく)に利(り)あるか也/商人(あきんど)は 売買(ばい〳〵)に利あり遠(とほ)くゆきては 【左丁頭書】 富貴(ふうき)になる不信心なれば淫(いん) 乱(らん)によりて口舌(くせつ)あり秋冬を つゝしむべし又/海川(うみかは)を慎(つゝし)むべし 水損(すいそん)にあふ年なり ◐第四/金曜(きんよう)星 このほしに当る年は信心(しん〴〵)なれば 万事/成就(じやうじゆ)して売買(ばい〳〵)にも耕作(かうさく) にも利ありて福(ふく)来る也もし 不信心なる人はわざはひありて 口舌おこる金物(かなもの)にて命(いのち)を失ふ 事あり七八九十月に金物の損(そん) あるか病か口舌かありて夫妻(ふさい)子(こ) にたゝること有又/父母(ふぼ)主(しう)にはな るゝか目をわづらふか也よく〳〵 つゝしむべし 〇第五/日曜(にちよう)星 此星にあたる年は福徳(ふくとく)をおこし 【右丁本文】 【挿絵】 沢瀉(おもだか)をもとめて葉(は)の向(むき)たる方をさして行(ゆく)べし 沢瀉(おもだか)は人ぢかき方へむかふ物なり  ○井(ゐ)を掘(ほる)とき水ある地を知る法 一井をほらんと思ふ時は夜気(やき)晴明(せいめい)なる時/桶(をけ)盥(たらひ) の類に水をいくつも入て井(ゐ)を掘(ほら)んと思ふ辺(あたり)に 【左丁本文】 ならべおきいづれの水に星(ほし)の光(ひかり)大に明(あき)らかに うつるぞと見てその所をほれば必(かなら)ずよき水 出(いづ)るものなり  ○小鳥(ことり)の病(やまひ)を治する法 一 小鳥(ことり)のわづらふときは螻蛄(けら)を取て餌(ゑ)とすれ ばすなはち活る又/番椒水(とうがらしみづ)もよろし  ○雀(すゞめ)を飼(かひ)て白くする法 一 雀(すゞめ)の子(こ)殻(から)を出ていまだ羽(はね)あがらざる時/蜜(みつ)を 飯(めし)に交(まじ)へて飼(かへ)ば白雀(しろすゞめ)となる  ○金魚(きんぎよ)の死を活(いか)す法 一三七のしぼり汁を飲(のま)しむべし活(いく)ること妙也  ○藍染(あゐぞめ)のおとしやう 一 衣服(いふく)の藍(あゐ)を落(おと)すには豆腐(とうふ)からを釜(かま)へ入  【枠外丁数】十五