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広益秘事大全 3巻. [1] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [1] - ページ 37

ページ: 37

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【右丁頭書】 人のすゝめによりて財宝(ざいほう)を得る 凶(あし)き事も変(へん)じて吉事となる 殊(こと)さら五六七月に宝を得よろ こび来る旅(たび)へ出てます〳〵よし 商人(あきんど)は売買に十分の利あり 但し不信心の人は妻子(さいし)に付て 口舌(くぜつ)ありつゝしむべし ●第六/火曜(くわよう)星 この星にあたる年はわろし とりわけ火事を慎(つゝし)むべし此星 信心の人は万の難(なん)をのがる不信(ふしん) 心なれば二三五七九十一月/住所(ぢうしよ)に はなるゝか煩(わづら)ふか也又/主(しう)おやかたに つきて憂(うれへ)あり又/妻子(さいし)につきて 苦労(くらう)あり諸事(しよじ)おもひ事/絶(たえ)ぬ 星なりつゝしむべし ●第七/計都(けいと)星 【左丁頭書】 【挿絵】 此星にあたるとしは大に悪し 信心すれば難(なん)をのがるもし不信 心なれば正二三六月/住所(ぢうしよ)に付 おもひ事ありさては病あるべし 八月南へ行てわろし九月/田(でん) 地(ぢ)にたゝる春三月女と口舌(くぜつ)あるか また病か損失(そんしつ)か公事(くじ)にあふか 【右丁本文】 その中にて煮(に)れば藍(あゐ)こと〴〵く落る也  ○衣服(いふく)の穢(よご)れて久しきをおとす法 一 酸醬(かたばみ)の汁(しる)にてあらへば速(すみやか)に脱(おつ)るなりその 酸醬(かたばみ)汁の色/消(きえ)ざる時は木槵子(むくろうじ)或は赤小豆(あづき) の粉にてふたゝびそゝぎ洗(あら)へばおつる也  ○衣服(いふく)油(あぶら)おとしの法《割書:并|》渋(しぶ)おとし 一油の付たるは大根(だいこん)のおろしたるをもみ付 おき熱湯(にえゆ)にて洗(あら)へば奇妙におつる也/渋(しぶ)の つきたるは白砂糖(しろさたう)をもみ付てあらふべし  ○絹布(けんふ)あらひ張(はり)の糊(のり)の方 一 羽二重(はぶたへ)加賀(かゞ)日野紬(ひのつむぎ)の類は葛(くず)と粘(のり)と等分(とうぶん)に してとき刷毛(はけ)にて引べし緞子(どんす)紗綾(さや)は端(たん)に 粘(のり)一文がほどに大白(たいはく)砂糖(さたう)五分/海蘿(ふのり)三分ほど入て 【左丁本文】 よくときて布(ぬの)にて漉(こ)しはけにて引へし縮(ちり) 緬(めん)は粘(のり)を少し減(げん)ししやうふ五分入てとき刷(は) 毛(け)にて引べし  ○黐(とりもち)また鉄醬(おはぐろ)の衣服(いふく)に付たるをおとす 一とりもちの付たるは鰌(とじやう)のぬめりにてあらひ 鉄醬の付たるは醋(す)にてあらふいつれも速(すみやか)に落る なり  ○味噌(みそ)の損(そん)じたるを直す法  一みその味(あぢ)そんじたるには生松(なまゝつ)の皮(かは)をむきさり 大小によりて二ッにも三ッにもわり味噌の中へ幾(いく) 箇(つ)も打こみ七八日ほどおくべしかならず味よく なるすべて味噌/桶(をけ)は肥(こえ)たる松を底葢(そこふた)にすべし がわにもしたるはいよ〳〵よし  【枠外丁数】十六